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周恩来秘録〈下〉―党機密文書は語る

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  • サイズ B6判/ページ数 364,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163687605
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0098

内容説明

「慈父」周恩来に嫉妬の炎を燃やす毛沢東。死の床まで周が怖れた毛の報復文書とは?「周恩来外交」の成功が、周の政治生命を逆に縮めた。

目次

第6章 林彪の死、この致命的な一撃
第7章 難局を切り抜けられず
第8章 「ニクソン訪中」の波紋
第9章 儒家批判―周打倒の声のなかで
第10章 周恩来の死―毛沢東時代の終焉

著者等紹介

高文謙[コウブンケン]
1953年、北京生まれ。80年代から十数年にわたって中国共産党中央文献研究室に勤務。元周恩来生涯研究小組組長(特別委員会委員長)。大量の党機密文書を閲読、また多数の関係者にインタビューをして党公式『毛沢東伝』、『周恩来伝』、『周恩来年譜』の文革時代の部分を担当執筆し、早くから海外でも注目された周恩来研究の第一人者である。89年の天安門事件で民主化要求運動を支持したことをきっかけに、アメリカへわたり、コロンビア大学東アジア研究所やハーバード大学フェアバンク研究センターなどで研究を続けている。2003年、ニューヨークの明鏡出版社から出版された『周恩来秘録』は、長年の彼の研究の集大成であり、周恩来の実像を描くと同時に、中国当局が隠してきた文革の黒幕、最高指導部の過ち、暗部、中国の政治文化に巣食う皇帝権力型の専制政治を暴きだした

上村幸治[カミムラコウジ]
1958年、鹿児島県生まれ。元毎日新聞社記者。89年の天安門事件では人民解放軍による民主化要求運動の鎮圧を現場で目撃。北京特派員を経て99年にニューヨーク支局に移り、2001年の9・11事件を間近に取材した。以降ニューヨーク支局長、中国総局長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hayatama

2
歴史とは思想である。と誰が言ったか知らないが、この大作で描かれる周恩来、毛沢東ともに、その功罪はあるとして歴史の流れの中の自身を意識していた。これはケネディやジョンソンにも見られた姿勢。周恩来と言えば温顔の大人というイメージが強かったが、恐ろしく強靭な精神を持った政治家であったことが分かる。だからこそ毀誉褒貶が生まれるのであろう。2010/06/09

可兒

2
永遠のナンバー3。究極のヘタレ。処世の天才。何はともあれ毛沢東に振り回され、死んで初めて彼を振り回した周恩来。他の文献も読まないと頭がこんぐらがるので、当分封印2010/05/10

TomohikoYoshida

1
死を前にして、さらに政治に邁進し、壮絶な死を迎える周恩来。その死後、功績は人民から評価され、追悼を受ける。2019/03/04

zx-sho2

1
☆★★★★☆★★★★原題:晩年周恩来(下)。鞠躬尽瘁!!!(「文藝春秋」2007/3/1出版、364ページ)2008/09/27

冬薔薇

1
周恩来の壮絶な死に際の詳細、命をかけた政治家達の駆け引き。数十年後に現れる歴史の真実。2010/06/08

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