内容説明
すべての映画ファンに捧ぐノンストップ・シネマ談義。ゴダール、スピルバーグ、イーストウッドから青山真治、黒沢清、北野武まで―。時空を超えて論じ尽くす濃密なる22セッション。
目次
微妙であることの意義―『レイクサイドマーダーケース』と『アビエイター』
感情移入なんて知るか!―『クライシス・オブ・アメリカ』と『エターナル・サンシャイン』
「今年のベストワン」その一―クリント・イーストウッド『ミリオンダラー・ベイビー』
「今年のベストワン」その二+掘り出しもの―『ライフ・アクアティック』と『キャビン・フィーバー』
やっぱり上品と悪趣味の間が大事じゃね?―『メリンダとメリンダ』と『おわらない物語アビバの場合』他二本
同部屋対決!―『宇宙戦争』と『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
自由・平等・幸福の追求―ジョージ・A.ロメロ『ランド・オブ・ザ・デッド』
二つの葬送―『アワーミュージック』と『ランド・オブ・プレンティ』
怒りの日―『ロード・オブ・ドッグタウン』と二つの企画上映
ジョン・ヴォイトの時代―『ドミノ』と『TAKESHIS’』〔ほか〕
著者等紹介
阿部和重[アベカズシゲ]
1968年山形県生まれ。90年、日本映画学校を卒業。94年に「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。99年に『無情の世界』で野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で伊藤整文学賞、毎日出版文化賞をダブル受賞。05年には「グランド・フィナーレ」で芥川賞を受賞した
中原昌也[ナカハラマサヤ]
1970年東京都生まれ。80年代半ばよりノイズ・ミュージシャンとして活躍し、90年に「暴力温泉芸者」としてデビューした。その後「ヘアスタイリスティックス」として音楽活動を展開。一方、98年には初の小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』を発表。2001年に『あらゆる場所に花束が…』で三島由紀夫賞、06年に『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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