脳内汚染

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163678405
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ゲームは虚構と現実を混同させ、中毒性があり、脳の発達を妨げ、犯罪すら引き起こす。医療少年院の勤務医として、若者たちの危機的状況と日々向かい合っている著者が世に問う警告の書!

内容説明

子ども部屋に侵入したゲーム、ネットという麻薬。医療少年院勤務の精神科医が世に問う警告の書。

目次

今、すべての人を襲う危機
頻発するゲーム型犯罪と損なわれる現実感
書き換えられる禁止プログラム
高まる攻撃性と暴力への礼賛
メディアが心のスキーマを変える
子ども部屋に侵入した麻薬
十代で燃え尽きる脳と無気力な若者たち
中毒になりやすいタイプと危険因子
発達障害の子を直撃する影響
損なわれる心の発達と幼くなる現代人
サイコパス化する若者の脳
模倣する脳と蒔かれた悪の種
脳に仕掛けられた時限爆弾
脳の中で起きる「公害」
脳内汚染は回復できるのか
子どもたちの笑顔を取り戻すために

著者等紹介

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業。同大学院の高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事する。現在、京都医療少年院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

95
テレビゲームの脳への影響を描いた作品である。不可解で無残な少年犯罪事件の連続で、正直不気味である。 メディアやニュースで 繰り返し 取り上げられてきた内容だが、改めて読むと 理由がはっきりしないだけに、怖さを感じる。 氾濫する有害な映像と それにさらされる 若者たち…新たな時代におけるメディアとの関係性を再考させられる、そんな本だった。2022/09/21

フク

95
装丁からして怖い(>_<) 昔に読んだ本なだけに細かい内容は忘れてしまったが、ゲームやインターネットに依存することで起きる脳内での変化をデータを基に検証する内容だったと思う。何か事件が起きる度に、テレビやゲーム、インターネットが槍玉にあげられる事は度々あるが、実際きちんとしたデータでの検証は不明確な点も多かった。そういう意味で勉強にはなった。著者は麻薬とまで言い切るゲームだが、ゲームに限らず、何事も程々にって事かなあ(-_-)2017/03/13

金平糖

13
凶悪少年犯罪者に発達障害が指摘されている。今も昔も人口対比一定の割合存在するのに精神科の通院患者が急増していることを疑問視した精神科医で京都医療少年院に勤務されている筆者。犯罪の影にゲームやディアの影響を懸念。今や子供ばかりではなく大人にまでもが社会生活を放棄するゲーム・ネット依存症と発達障害の人の傾向が酷似。1998年『ネイチャー』にゲームで遊んでいる子供の脳内に麻薬に匹敵する多量のドーパミンが放出されているという論文が掲載。麻薬と同様の働きをし脳を破壊をもしうる。 子供に麻薬を買い与える親はいない!2006/06/25

市松

11
ゲームに依存する子供達が急増しマジコンの使用も問題になり法律で禁止になるという事態。少し異常だとは思っていたもののここまで酷かったとは…。我が子にゲームやテレビを見せるのは慎重になろうと思います。2011/03/26

ねなにょ

9
てっきりオカルト系の小説かと思って借りたら、ゲーム、ネット、ビデオなどメディアの影響についてレポートだった。ある意味、かなり恐ろしい。一概には、言えないけれど、特に、今を生きる子供たちの脳は勿論、精神的な影響をもの凄く心配しているので、情報として参考になった。う~、怖い怖い…。2015/09/01

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