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黒澤明vs.ハリウッド―『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 486p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163677903
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

内容説明

クロサワに編集権はあったのか?クロサワは本当に「総監督」だったのか?クロサワは本当にノイローゼだったのか?クロサワが描きたかった山本五十六の悲劇とは?そしてアメリカで発掘された謎解きの鍵とは?『虎、虎、虎』最後の真実がいま明かされる。

目次

第1章 桁外れの男たち
第2章 天の召命
第3章 クロサワ・マジック
第4章 シシュフォスの苦行
第5章 クロサワのこだわり
第6章 ドキュメント 破滅への秒読み
第7章 検証その一 思いこみの謎
第8章 検証その二 診断書の謎
第9章 検証その三 契約書の謎

著者等紹介

田草川弘[タソガワヒロシ]
1934年東京生まれ。早稲田大学第一文学部英文科卒業後、貿易実務、NHK記者、AP通信記者、東海大学教授などを経て、フリージャーナリストに。放送ジャーナリズムの原点といわれるエド・マローの研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

5
考えさせられる本だ。文化の違い、契約への考え方、リスクヘッジの差、などなどあるが結局は元監督の人間性に起因してしまうのではないかと思った。2020/11/04

ヒデキ

3
ハリウッド映画のシステムとそれを知らなかった日本の巨匠の物語、後半で出てくる「契約書」では完全な下請け扱いなのを自分が総責任者(でも、お金は出さない)と思い込んでいた黒澤監督とのすれ違いによる悲劇が描かれています。誰が原因かは暈されているのが気になるところです。2019/12/04

i-miya

3
エド・マロー、放送ジャーナリストの父、伝説のニュースキャスター、APMAS(映画芸術科学アカ、1934東京生まれ、早稲田大学第一文学部英文科、エド・マロー研究家、1967.04.28 『虎 虎 虎』の制作発表会、1970.09 公開フォックス映画『トラ・トラ・トラ!』に、エルモ・ウィリアムズ、源田実参議院議員、前田青邨画伯、「日米両国誤解の記録」、世田谷区松原の黒澤の邸宅、怪気炎。第1章 桁外れの男たち、ダリル・F・ザナック社長、『破られた封印』ラディスラス・ファラゴ、ルーズヴェルト、5時間前から日本攻撃2006/10/05

midnightbluesky

3
「ひょっとして、王様の耳ってロバのミミなんじゃない?」ってみんな思っているが、誰も言えないので、何故王様の耳はロバになってしまったのか、そのきっかけを解説してくれる本。

Gen Kato

2
天才はいかにして失墜したか、の痛ましいドキュメント。総合芸術であり、なにより商業作品である映画製作の「限界」(監督個人の力だけではなにも作り出せない)を示した事件であるともいえる。個人的には、この事件以後、黒澤明はスクリーンの上にドラマではなく、絵巻物を描くようになっていった気がする。2014/07/20

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