出版社内容情報
最初の飛行機が激突してから2棟目のビルが倒壊するまでの102分間を、証言・通話記録等を基に克明に描いた感動のドキュメント!
4年前のあの日、最初の航空機が激突してから2棟目のビルが倒壊するまでの102分間を、200回以上に及ぶ生存者やその家族・知人へのインタビュー、電話・メールの記録、警察や消防の交信記録(はじめ当局は記録の公開をしぶったという)などに基づいて再現した迫真のルポです。
内容説明
人間が落ちていく。1機目が激突してからツインタワーが崩壊するまでの102分。126人の死者を含む、ビル内にいた352人の証言でいま初めて明かされる、大災害真っただ中の超高層ビル内で起きた混乱と助け合い、悲劇と幸運、そして生と死の分かれ道。
目次
プロローグ―北タワー 午前8時30分 一万四千百五十四の人生
爆弾だ!逃げろ!―北タワー午前8時46分 一機目激突
今日のトップニュースだ―南タワー 午前8時47分 ばらばらな行動
ママ、おしゃべりしたくて電話したんじゃないんだよ―北タワー 午前8時48分 避難開始
上の階との連絡手段が確保できていません―北タワー 午前8時50分 通じない無線
ここにいたほうがいいんだろうか、それとも避難するべき?―南タワー 午前8時55分 全員退去命令
ドアから離れろ!―北タワー 午前9時1分 民間人の脱出劇その一
事情が許すなら、あわてずに順に避難を始めてください―南タワー 午前9時2分 二機目激突
こっちには行けないよ―南タワー 午前9時4分 明暗分けた非常階段
屋上に出るドアに鍵がかかっている―北タワー 午前9時5分 無力なヘリコプター
わしはまだまだ元気いっぱいだ―北タワー 午前9時15分 民間人の脱出劇その二
ぼくは友だちのそばにいることにするよ―南タワー 午前9時22分 南タワー崩壊
すぐに降りていくよ 北タワー 午前9時59分 タイタニック号的心理状態
わからないのか、この建物は今にも崩れるんだぞ―北タワー 午前10時20分 北タワー崩壊
エピローグ―グラウンド・ゼロ 午前11時 ありのままの事実
著者等紹介
ドワイヤー,ジム[ドワイヤー,ジム][Dwyer,Jim]
ニューヨーク市生まれ。「ニューヨーク・タイムズ」のベテラン記者
フリン,ケヴィン[フリン,ケヴィン][Flynn,Kevin]
ニューヨーク市生まれ。「ニューヨーク・タイムズ」特集班編集者。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件では警察担当チーフとして活躍した
三川基好[ミカワキヨシ]
1950年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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