内容説明
ナンシー関はここにいる。究極の愛蔵版。
目次
コラム傑作選
単行本未収録コラム&対談―コラム・小説・マンガ
アルバム&ギャラリー―カラーページ
モノクロ作品集
7月7日に生まれて
「クレア」対談セレクション
追悼文再録「無頼の人」(坪内祐三)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
怜
29
いちばんテレビをみていたころに書かれたコラムが多くて、読みながら「そうそう!」と言う箇所がたくさん。サッカーW杯フランス大会での日本人サポーターの狂乱ぶりにひと刺し、英語教育がなぜ日本には定着しないのか?など、挙げればきりがない。もっと長く書いていて欲しいひとだった。2015/02/15
山田太郎
27
この人のぶれなさはすごいと思う。一貫してるよ。時々反省はしてるけど。AKBとか韓流ブームなんかなんて言ってたのかな~。40代以上の人にはおすすめ。2012/10/24
ぺぱごじら
22
本棚整理発掘本。亡くなられてもう10年経つのか。未だに忘れられないぞ、読メ登録忘れてたけど。この方の消ゴム版画とコラムに何度膝を打ち、仰け反って爆笑したことか。『平成のディオゲネス』と呼びたくなるほどの観察眼とユーモア(と言うよりエスプリか)。これを週刊誌で連載していたんだと考えると、彼女の視野の広さと表現力の奥深さに圧倒される。後進の顔絵イラストレーター達に強い影響を与えたが、超えるひとはでてこないだろうなあきっと。2012/06/02
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
13
既読のコラム以外を読む。やはり私的なコラムよりもテレビにまつわるものが面白い。あの消しゴム版画も年々上手くなっていったのだという事を改めて気付く。両親や妹の追憶も興味深い。外で遊ばない事を叱られない家庭に育ったのは、この人の才能を育んだひとつの要因だと思う。カラーページのアルバムも貴重だ。この本でしか見られないはずだ。2013/05/11
還暦院erk
7
図書館本。わたしとほぼ同世代の作家さん。急逝は本当にショックだった。この本に出てくるタレントやレポーターなども何人も鬼籍に入っていて、時の流れをしみじみ感じる。それにつけても、ナンシーさんの先見の明というか「予言」的コラムは切っ先が鋭いこと!英語教育しかり、にわかサッカー熱しかり。2016/03/31