福田恒存全集〈第2巻〉

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福田恒存全集〈第2巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 675p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163633602
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0390

出版社内容情報

シェイクスピア、ロレンスを始めとする西欧作家論、日本の近代を鋭く抉る「近代の宿命」など、文学や藝術、文明批判にわたる初期の作品群の内、不可欠の秀作を収録

内容説明

「近代の宿命」は昭和22年に書かれた。そして40年後の今日、「事態は何ら異つてゐない」ことは本巻に明らかである。―「シェイクスピア」「ロレンス」をはじめとする西欧作家論、「芸術とはなにか」「白く塗りたる墓」など、全41篇を収録する。

目次

シェイクスピア
ロレンス
サルトル
ジョイス
チェーホフ
ガーネット
エリオット
ヘミングウェイ
文学に固執する心
批評の非運
文学の効用
作品のリアリティについて
謎の喪失
急進的文学論の位置づけ
芸術の転落
職業としての批評家
イギリス文学の可能性
批評精神について
文学史観の是正
歌よみに与へたき書
知識階級の敗退
風俗小説について
理解といふこと
告白といふこと
自己劇化と告白
ことばの二重性
近代の宿命
理想人間像について
肉体の自律性
利休にことよせて
論理の暴力について
白く塗りたる墓
民族の自覚について
観念的な、あまりに観念的な
二つの世界のアイロニー
文学者の文学的責任
教壇を奪はれた教師
日本人の思想的態度
芸術とはなにか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金北山の麓に生まれ育って

2
【残念だ】西部邁が褒めてたので理解したいと思って25年、二巻まできてやっと解った。良い文芸評論は書き手の感動の追体験が出来、読者もその作品を読みたくなるものです私には、小林秀雄や吉本隆明ですね、まわりくどいのかこちらが頭が悪いのかそれが伝わってこず図式的な批判のための批判ばかり。批評文ではロレンス的な近代批判って西部邁の保守主義と一緒で批判は解るけど実際の出口が無い議論で福田恒存もよく言う通り「後は自分で考えなさい」というお決まりのパターン、我々はそこからどうするか苦しんでいるのに言いっ放しで楽してない?2023/06/30

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