出版社内容情報
江戸後期、北辺の島々で活躍した船乗りで商人の高田屋嘉兵衛は、鎖国日本と大国ロシアの間に立ち数奇な運命を背負って生きた─北海の快男児嘉兵衛を描く大長篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますずし
4
手持ち本が無くなり、図書館で何かないかと、探していると、本書が。未読であった。ではと、読み始めると、やっぱり司馬遼はよいなぁ、内容がすっと入ってくる。高田屋嘉兵衛、気になるお人です。2015/04/27
Mark
2
渡辺京二先生の「黒船前夜」を読み、ペリー来航以前にも対外的な事件が数多く発生していたことを知り、20年以上も昔に買っただけで本棚の肥やしになっていたこの文庫本を発掘して読んでみた。司馬遼太郎さんの筆により、淡路島の極貧家に生まれた主人公が一つ一つの階段を上るように成長し、数々の偶然が重なりやがては日露間の国際関係に重要な役割を担うことになる。全六巻を読破するには少々時間を要しそうだが、楽しみになってきた。2018/04/09
きっちょむ
2
最後に取っておいたお楽しみに、遂に手を出してしまいました。続きがますます楽しみです。2015/09/20
kun-kun
2
今後が楽しみっす。2008/05/17
alphanri
1
オススメされて読み始めたシリーズ本第1巻。歴史系の物語を読むのはだいぶ久しぶりです。主人公は海の男なので、船に関する話や主人公が生きている時代の事情等がもりもりで、文章の一つ一つを噛み砕くのに精一杯です笑。 とりあえず、これだけは伝えさせてほしい。 主人公夫婦のやり取りが可愛らしくて心がきゅんきゅんします!! 以上!!2018/11/16