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ガセネッタ&シモネッタ

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163568805
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0095

内容説明

同時通訳の現場には喜劇の条件が揃っている。通訳だけが知っている、大マジメな国際会議のウラネッタ。

目次

シェフからのご挨拶(ガセネッタ・ダジャーレとシモネッタ・ドッジ)
食前酒(三つのお願い)
前菜(出会い頭の挨拶はご用心;シリーズ化という病 ほか)
第一の皿(開け、胡麻;京のぶぶづけとイタリア男 ほか)
白ワイン(翻訳と通訳と辞書)
第二の皿(田作の歯ぎしり:「地理的概念」にご用心 ほか)
ロシア風サラダ(空恐ロシヤ;全ロシア愛猫家協会 ほか)
赤ワイン(変わる日本語、変わるか日本)
チーズ(禁句なんて怖くないけれど;取り越し苦労 ほか)
デザート(目前のフィルム・ライブラリー;ダルタニヤンとミレディーの濡れ場のゾクゾク ほか)
コーヒー(ピオニ ル キャンプの収穫;懐かしい恩師に褒められてもらったような ほか)
食後酒(楽天家になろう)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

29
痛快なまでの、思い切った言いきりに目を見開かされて。欧州ベースの話ではなく、ロシアベースの話って、なかなかお目にかかれませんでした。読了して初めて、自身、新しい見方が。一面で言語としての日本語論であり、対外に比しての日本文化論であり。著者の職業である同時通訳、「両者の意思疎通は私がいて初めて成立」これって凄過ぎます。著者の言う、映画と原作、それぞれに独自の強い想いが、映画として制作されたものにも、原作ものにも、傑作なものにも、駄作なものにも、それぞれに見どころがあるものだ。気持ちの奥に沁み込む一言でした。2016/11/06

さなごん

28
通訳にまつわる話を中心に。ナナメ読みでした。すごい知識量だよなあ。通訳ってすごいな2015/03/31

miu

22
ガセネッタ・ダジャーレとシモネッタ・ドッジ かわいらしい愛称!米原さんの周りにはいつも笑いが溢れている。通訳仲間も楽しそうな方ばかり。その反面、通訳という仕事の裏側が想像していたものと違いビックリ。華やかさだけではなく心拍数がずっと160を刻むほど過酷なお仕事だと知った。(同時通訳の場合) それにしても米原さんはチャーミング。かなり皆から愛されていた人なのだろうな。2016/03/22

魚京童!

18
読んだんだけどな。わかんねーや。やっぱちゃんと仕事してる人の本は面白い。私もこうなりたい。ちゃんと仕事して、人生を愉しむ。なんだろうね。でもさ、こうなりたくないんだよね。面白いかどうかは別として頭がクリアな時が続いてほしい。今無理やり駆動してるんだよね。それって良くないんだよね。これを疲れるっていうのかもしれない。でもこれだと何にも意味がないと思うから。気のせいなのかもしれない。困ったことだ。なんか愚痴ばっかりだな。もう少しこれはブログで書くことだよね。久々に書くか。2017/10/29

たまきら

18
笑いっぱなし。通訳現場の裏側は楽しいな。「お疲れ様です」=現在の「ひらけごま」は真実。20代の頃大学に勝手に入り込んでは講義を聞いていましたが、一回もしかられたことがなかったなあ。レギュラーでもぐりこんでいたクラスで先生に「単位あげるよ」ってからかわれたぐらい。自分の通訳失敗ネタもうけますが、やっぱり人のが面白いなあ!2017/05/30

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