約束された場所で―underground〈2〉

約束された場所で―underground〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163546001
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「癒し」を求めた彼らが、なぜあの犯罪に行着いたのか?信者へのインタビュー、河合隼雄さんとの対話によって現代の病理に迫る

内容説明

救いを求めて旅だった若者たちはなぜこんな所に辿り着いてしまったのか?地下鉄サリン事件を生んだ「たましい」の暗闇に村上春樹が迫る。オウム信者徹底インタビュー。

目次

インタビュー(「ひょっとしてこれは本当にオウムがやったのかもしれない」(狩野浩之)
「ノストラダムスの大予言にあわせて人生のスケジュールを組んでいます」(波村秋生)
「僕にとって尊師は、疑問を最終的に解いてくれるはずの人でした」(稲葉光治)
「これはもう人体実験に近かったですね」(増谷始) ほか)
河合隼雄氏との対話(『アンダーグラウンド』をめぐって;「悪」を抱えて生きる)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寛生

59
【図書館】本書はオウム信者(過去・現在)へのインタビュー。村上が冒頭では「日本社会というメイン・システムから外れた人々」とあり、河合との対話でも「社会システムの中でやっていけない人たち」と、いずれにせよオウム信者たちのことを言及しているのだろうが、一度目を読んだ印象としては、一人を除いて、システムの中でやっていけないというよりは、むしろ、オウムがそこに《偶然的》にあり入信したような印象を受ける。《霊的なもの》又は、アトピーや体の不調がヨガか何かで完治していまって入信したという体験談は見逃すべきではない。2015/01/11

林 一歩

48
ナチスにしろカルトにしろ特殊な状況下で一線を越えてしまう感覚は、現状では理解し難い。ただ、直接的であれ間接的であれ心の奥底に潜む暴力を抑えきれない時は有り得るのかもしれない。加害者たちは特別な人ではない。普通の人々だったのだ。それを思うと怖くて仕方ない。2013/04/01

とくけんちょ

44
アンダーグラウンドの第二弾。こちらはオウム関係者からの聞き取り。インタヴューは7人。決してイメージや考え方を固めてしまうほどの情報量ではない。人はどこまで純潔でいられるのだろうか。歳を重ねるうちにどこかで諦める。理想と現実。言葉と行動との乖離、世界観の収縮。わからなくもないんだよな。そら、理想は神々しいんだけど、だけど・・・これ以上を語る言葉は持たない。よって、今を自分なりに生きる。2018/11/20

もとむ

40
地下鉄サリン事件と当時のことを、オウム側の方々(実行犯は含まれてないが、近いところにはいた方々)から語ってもらった、インタビュー集。なんとなく知ってはいたけど、皆それなりに真面目に悩み、考えて、自らの理想郷を求めて、自分たちの「約束された場所」はここ(オウム)にあると思って飛び込んだのに、こんなことになって…読んでいて「皆我々と同じ人達なのだ」と改めて思った。もちろん被害に遭われた方々こそ、平穏な日々を取り戻して頂きたいが、誤ってこの世界に飛び込んでしまった方々にも、同じように思うことは不謹慎だろうか。2025/01/15

りえこ

35
アンダーグラウンドを読んだので、図書館でかりて読みました。オウムの信者の話はとても興味があります。わからないことが多いし、隠された事が気になるから。サリンの事を知っていた人は少なかったんだなと感じた。確かに、皆知っていたらもれやすくなると思うけど、気づかないものなんだな。2014/07/14

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