ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論

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ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163510804
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

膨大な本との出会い、実戦的読書論、書斎・書庫論など本の整理学──現在もっとも精力的なノンフィクション作家・立花隆の秘密

内容説明

膨大な本との出会い、実戦的読書論、書斎・書庫論など本の整理学、書評論、読書日記など立花隆の「知の世界」構築のノウ・ハウ。

目次

1 知的好奇心のすすめ
2 私の読書論
3 私の書斎・仕事場論
4 ぼくはこんな本を読んできた
5 私の読書日記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

40
人間の知識の総量は本に記述して何百万冊という量(28頁)。古典は人類の知がプリミティブな段階にあったときに生れた作品でしかない(50頁~)。1冊の入門書を精読するより、5冊の入門書をとばし読みしたほうがよい(70頁)。注釈を読みとばすな。本文以上の情報が含まれている(74頁)。蔵書3万5千冊(91頁)。書庫新築とのこと。確か、本書以後、近年超分厚い広辞苑みたいな本を読んだ記憶がある。そこに写真があったと思う。2015/09/15

akira

31
TV番組で通称猫ビルを見てから気になっていた一冊。 膨大な読書量の裏には、何があるのか。幼少期からの読書の流れや、物書きとして今に至るまで。非常に面白かった。 秘書選抜のくだりはとても印象的。応募してくる人たちの能力と経歴にはとても驚いた。やはりレベルの違う人はいる。 一番の収穫は、ノンフィクションへの興味が沸いたこと。これからの選書の方向性が大きく変わるだろう。 「社会人になってから獲得し、蓄積していく知識の量と質、特に、二十代、三十代のそれが、その人のその後の人生にとって決定的に重要である」2015/01/25

獺祭魚の食客@鯨鯢

27
稀代の読書家の読書論です。氏は目的としての読書と手段としての読書に分けています。前者は文学などを鑑賞するもの、後者は調査・研究のためのもの。読むことを目的とする場合、感想文や書評を書く場合以外アウトプットは必須ではありません。 調査・研究のための読書はまとめることが目的のため何も書かないことはありえません。類書を複数読み、自分なりの考えをまとめる作業が必須です。しかし単なる要約では引用だけの単なるつぎはぎです。 アウトプットとは文字化すれば何でもいい訳ではありません。2019/01/01

ばっか殿すん

23
わんわんわんわんわんわんこさんにお借りした本♪これは相当読み応え有りました!中身がぎっしり詰まっているといいますか、、著者の考えが面白くて引き込まれる部分が多々あり、畏敬の念を抱きました。。「人間、可能なかぎりやりたいことをやるべきだと思う」、、おしっ、やろう!2013/07/28

カブトムシ

22
この本の中で、立花隆さんの中学校の時の読書遍歴が、当時の交友会誌から転載されています。当時から、素晴らしい読書家だったことが分かります。その中で、私の愛読しています志賀直哉が、読みにくい作家として、書かれています。立花さんは、両親の所有する志賀直哉全集を第1巻から全部読もうとしているからそうなるのです。志賀直哉は、密度の濃い短編作家です。主として青年文学ですから、「小僧の神様」や「清兵衛と瓢箪」などは別にして、「和解」や「暗夜行路」などは、中学生には、とても無理だと思います。人生経験が、まだ足りないです。

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