私の岩波物語

山本 夏彦【著】

文藝春秋（1994/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 379,／高さ 20cm
• 商品コード 9784163485201
• NDC分類 023.1
• Cコード C0095

出版社内容情報

著者が直に見聞した岩波ほか様々な版元・出版人や電通・東日販など関連業の浮沈盛衰から功罪までを犀利な筆で描く面白さ抜群の書

内容説明

岩波書店、講談社、中央公論以下の版元から電通、博報堂など広告会社まで、日本の言論を左右する面々の過去を、自ら主宰する雑誌『室内』の回顧に仮託しつつ忌憚なく論じる。

目次

私の岩波物語
講談社少々
社員でさえ読まない本「社史」
「暮しの手帖」と花森安治
「室内室外」
暮の二十九日だというのに
建築雑誌というもの
電通世界一
電通以前にさかのぼる
筑摩書房の三十年
金尾文淵堂と小野松二の作品社
赤本
佐佐木茂索と池島信平
中央公論と改造そして文庫
原稿料・画料小史
和紙と洋紙
印刷いま昔
製本屋廃業の辞
取次「栗田書店」の面目
実業之日本社の時代
原稿料ふたたび
「室内」の才能たち
茶話会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[悸村成一]

小言めいた指摘・批判・直言が多いように感じた。論争なり告訴なり、惹起されなかったら不思議な筈だが、よく知らない。製本の章が心に沁みた。図書館本。 142

2015/11/06