昭和精神史

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昭和精神史

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  • サイズ B6判/ページ数 677p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163465609
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大正天皇の崩御によって始まった昭和という時代を検証し、大東亜戦争敗戦に至る「時代精神」を描破した圧倒的な昭和論一千二百枚

内容説明

日本人にとって、昭和の歴史とは何であったのか?大正天皇の崩御によって始まった昭和という時代を検証し、大東亜戦争敗戦に至る「時代精神」を描破する。

目次

第1章 昭和改元
第2章 革命支那と昭和日本
第3章 感覚的純粋人と思想的純粋人
第4章 革命と国家
第5章 橘孝三郎・中野藤作・中野重治
第6章 モダニズム
第7章 言霊とイロニイ
第8章 雪ふる朝―北一輝と青年将校
第9章 あを雲の涯
第10章 「支那事変」と文学
第11章 戦争の文化体験
第12章 『〓東綺譚』と『雪国』
第13章 新体制と皇紀2600年―日本文化の世界構想
第14章 日米開戦と近代の超克
第15章 南溟の果て
第16章 大東亜共栄圏
第17章 汪兆銘和平運動の悲劇
第18章 最後の出撃
第19章 降伏と被占領の間
第20章 春城草木深し

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆーいちろー

1
思えば西洋型近代国家として日本が出発してから、たかだか150年しか経っていない。そして、本来は誇るべきことながら、容易に思想的逃げ場所となる歴史と伝統を持っているのも事実である。西洋的近代思想と日本的伝統、この対立と融合が文明開化以降の日本の課題であったことがようやく実感として理解できる。そして、筆者はあとがきで「東アジア文明圏の中の日本といふ世界認識をあらためて考へなければならなかつたのが、戦争期の現実であつた」と指摘する。「今日の日本は、その難題を解かうとしてゐない」平成の世に、この言葉は重い。2012/09/06

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