出版社内容情報
モサドへの内通、イスラエル核武装の手引き、米英の政・財・マスコミの中心部に巣くう売国奴的存在をあばく、いま渦中の衝撃の書
内容説明
イスラエルの核武装は、まさにサムソンの選択(オプション)である。近隣アラブ諸国をたおすための核武装は、すなわち自国をも滅ぼす。それを知りつつ核化に突き進まざるをえないジレンマでもあるのだ。イスラエルの核武装をめぐる欺瞞の構造をあばく。
目次
秘密協定
科学者
フレンチ・コネクション
最初の兆候
内部の戦い
公表
二重の忠誠心
大統領をめぐる闘い
圧力は続く
サムソン・オプション
芝居の筋書き
大使
決定
大統領の贈り物
トンネル
戦争への前奏曲
核の脅迫
無実の罪
カーターの不安
核実験
核スパイ
秘密工作員
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
5
原著は1991年、邦訳は1992年。イスラエルが核武装するまでのルポタージュ。著者はピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト。本書の「サムソン・オプション」というワードも陰謀論界隈で見かけた。過言ではなくイスラエルは現在崩壊間近となっているので核戦争の危機が迫っている。今、読むべき一冊。レニ・ブレンナー『ファシズム時代のシオニズム』も是非併せて読みたい。 第一章。1979年、カーターからフォードに代わった年のイスラエルとアメリカの秘密協定では高解像度航空写真KH-11の写真の提供が決められた。→2024/03/17