出版社内容情報
７８歳で国鉄総裁となり、老いてますます意気軒昂、充実した人生をあゆんだ“ヤング・ソルジャー”。著者が最も関心を抱いた人の伝記
内容説明
三井物産に３５年間在職、華々しい業績をあげた後、７８歳で財界人から初めて国鉄総裁になった“ヤング・ソルジャー”を描く著者会心の長篇。
目次
１ 若き兵士の如く
２ ひとつのロマン
３ 動くものが好き
４ エイブル・マンは居ないか
５ 「非戦闘員」のクラブ
６ ミスター鬼瓦
７ 降りかかる火の粉
８ 人生の達人
９ イッツ・ユア・ビジネス
１０ 座頭市がいい
１１ 武士の情け
１２ 首を切られた気持ち
１３ 女房手当
１４ 毎日の遺言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nob
4
かっこいいおじいちゃん！表紙の写真、隙のない服装にスッとした立ち姿。三井物産代表取締役退任後、悠々と余生を送る代わりに、六年を国鉄総裁としてパブリックサービスに捧げる。必要と信じることは、巨額の予算でも堂々と要求する。厳しい追及をする国会議員たちも彼の目から見れば目的を同じくする同志に他ならない。信念を貫いた彼は、天国への旅券を手にしたに違いない。 2016/09/11
Ayano
2
著書は国鉄総裁を経験した石田禮助氏の人物伝。 タイトル通りの卑しいことはことごとく嫌う人。卑しさも諸施術の１つみたいな感じのある今の時代とはだいぶ違うけど、芯が通っているので周りからみると信頼できる人、となるのだろうと思う。息子夫婦は随分振り回されたような記述はあるけれど。奥様は女中さんつきで、家事はしたことないという恵まれた環境で石田氏しからも寵愛されていたんだと端々から感じる記述があった。 祖父から譲り受けた本で、何カ所か傍線があったけど印象に残ったのは「親をあてにするようでは成功しない」。2017/08/26
ranran
1
三浦さんオススメの。物産で生きるには。2019/09/03
guncrazy25
1
★★★★2017/12/20
笠井康平
0
おじいちゃんがおじいちゃんの偉業を語るとこうなる。老い×老い＝びゅーてぃふぉーわーるど。
