60年安保―センチメンタル・ジャーニー

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60年安保―センチメンタル・ジャーニー

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163409900
  • NDC分類 316.4

出版社内容情報

共産主義者同盟の幹部として安保闘争の日々、過激派の青年たちを率いて警官隊との衝突を繰り返し、やがて崩壊していった過程を四半世紀の沈黙をやぶっていま語る

内容説明

元全学連主流派幹部が四半世紀の沈黙をやぶって語る“空虚な祭典”の哀しき勇者たち。

目次

序章 空虚な祭典―安保闘争
第1章 哀しき勇者―唐牛健太郎
第2章 優しい破壊者―篠田邦雄
第3章 純な「裏切者」―東原吉伸
第4章 苦悩せる理想家―島成郎
第5章 善良な策略家―森田実
第6章 寡黙な煽動家―長崎浩
終章 充実への幻想―思い出の人々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

2
ブント群像。すごい良いです。2013/05/18

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1
ブントの中心人物として全学連の六十年安保闘争を指揮した一人である著者が描く、唐牛健太郎から始まるブントの人物列伝。「哀しき勇者」「苦悩せる理想家」たちを回顧するにとどまらず、性質や前半生、思想を踏まえて、それぞれのブントとの関わり方を探る。ブントを神聖化することなく、人物を英雄化することなく、淡々と客観的(であろうとして)分析を加えていくのはある種壮観。また、序章での、60年安保闘争の争点と戦後の枠についての箇所は非常によくまとまっていると思う。(ローウェル嬢)2010/08/25

米村こなん

0
保守に転向し東大教授として逃げきった西部には安保闘争への追想は感傷旅行なんだろうが、あの運動で傷つき倒れた者はどうなるのか。文学的虚飾では表出できぬ情念の在りようを後発世代の私たちは読みたいのだ。そうした感受性を欠いた叙述に苛立つばかりである。高橋和巳の苦悩を知るがいい。2016/03/09

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