チーズバーガーズ―The Best of Bob Greene

チーズバーガーズ―The Best of Bob Greene

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163407104
  • NDC分類 934

出版社内容情報

甘さと苦さが頃合で、この人のセンチメントは若者にも中年にも心に響く。アメリカの町々に飛んで゛ちょっといい話゛を伝える、日本でも売り出し中の名手のコラム

内容説明

最高のチーズバーガーは近所のチーズバーガーである。といっても、これは食べ物の本ではない。ボブ・グリーンは目玉焼をひっくり返すこともできない。じつは、コラムを本にまとめるときは、自分のいちばん好きなものを集めた本だとわかるようにしたい、と考えてつけたのが「チーズバーガーズ」なのだ。が、上の言葉、奇妙にボブ・クリーンの姿勢を言い表わしているような気がする。一日の終りに友達に電話して、今日だれに会ったと思う?と語りかけるような、ボブ・グリーンの最新ベスト31篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空猫

26
【チーズ関連本月間:5冊目】'80年代の新聞のコラムをまとめたモノ。作家という方たちって、見たり聞いたりした何でもない事でも1つの短編小説のように書き上げちゃうんだよね。輝くカードの効用は「…うちのカードをプラチナ色に塗って、250ドル(年会費)払うカモがいるかどうか試してみようと思うんだが(p138)」グルメ志向への苦言「断じて食べ物のために旅をしてはならない(p206)」この時代辺りからそれまでの慣習がどんどん廃れていったのは先進国共通の現象なのかもしれない。これも1話づつゆっくり読みたかったな。 2018/04/18

きゅー

17
コラムニスト、ボブ・グリーンの傑作選。たしかにどれを読んでもハズレ無し、面白い。その面白さというのも、愉快なバカバカしい小話であったり、しんみりと感傷的な思い出話だったりと振り幅が大きい。そして彼のコラムには多くの人たちが登場するが、そこに序列は存在せず、ひとりひとりの人生と向き合った話が多いのも特徴的ではないだろうか。2016/11/09

のんの

3
なんとなく選んだ本だったけど、当たりだったわ!アメリカのコラムニスト、ボブ・グリーンのコラム傑作選。短いコラムの中にアメリカテイストがギュッと詰まってる感じがした。クレジットカード、アリ、学習しなおす男性、旅の話、反グルメの話等、どれも、良かった。このボブさんって、凄い聞き上手な気がするから、いろんな話を聞けるんじゃないかな?と感じた。2021/03/15

Gen Kato

3
まるで映画のワンシーンのような『飛行機の中の他人』、モハメド・アリの鮮やかな一断面『世界一有名な男』、おのれの子供時代を痛みと共に思い出す『失格の烙印』、本当の「男らしさ」とはおのれを見つめる勇気のことだと教えてくれる『男のなかの男』、友情という「愛」が胸にせまる『ABCDJ』、ユーモアと皮肉の『プラチナ・カード』、おかあさん、息子にこう書かれれば最高の人生でしょう、な『母』、スパイシーな『反グルメ論』など、名文揃い。2015/03/23

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