父の詫び状

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父の詫び状

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163348704
  • NDC分類 914.6

出版社内容情報

明治の父を中心にした日本の典型的家族風景の息遣いをまるで間近に聞くような鮮か且つユーモア溢れる筆で描き、世評高かったTV界の第一人者初めてのエッセイ集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

komorebi20

31
飛行機事故で急逝した向田邦子さんのエッセイ集。戦前生まれの向田さんの子供の頃の思い出が生き生きと描かれている。戦争も経験しているのに暗さがなく、逆にほのぼのとした愉快さが感じられた。頑固で見栄っ張りでプライドが高い父を"大嫌い"と書いているが、その存在は大きかったのだろう。父も不器用だけど子供への愛情は、強かったと思う。2023/11/25

コットン

2
昭和ですね…2014/09/30

さく

1
テレビドラマ脚本家向田邦子のエッセイ。昭和10年代、ご自身の子ども時代を振り返った話が多く、タイトルにもなっている威張り散らす「父」を中心とした家族の話が面白い。 若かりし頃の両親はいつも一生懸命で、大人の目線で見れば理不尽さもひっくるめて愛おしくなるような存在になる。父のことをあけすけに書いているけれど、愛情を持って書かれていることが分かるのでちっとも嫌な気分にならない。 傍若無人な父がいても、風変わりな祖母、働き者の母、四人きょうだいのパワーあふれる向田家はいつも賑やかで楽しいのだ。(ナイスより)2013/10/10

ばるさん

1
明確で、端整な大人な文章。手本にしたいような綺麗な文章を書かれる、という印象でした。内容も良識的かつ思索的。私にとっては古き良き、とは控えめな表現で言ってしまえば前時代的な内容、思考で隔たりは感じないわけにはいかなかったのだが、満ち足りてはいないものの不幸でもなかったという庶民的な視点を柔らかく表現されていてとても好感が持てる。2012/12/31

燈火

0
2000~2002年頃読了。

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