内容説明
父が呆けたと兄から知らされ、家実へ戻ってきた幹夫は、記憶をさまよう父と出かけた公園で、介護のプロ・佳代子と出会う。父の散歩につきあい、大切な誰かを演じ、いっしょに父の記憶のおもちゃ箱をのぞきこむうち、二人は…待望の最新小説。
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。83年、天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺副住職。2001年、『中陰の花』で第百二五回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。