リンドキストの箱舟

リンドキストの箱舟

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163249803
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

異常気象と乱獲によって野生動物がほぼ絶滅し、凍土と化した近未来の地球。人びとは都市のドームのなかにこもって暮らし、外にいるのは、収容所送りになった犯罪者や無法者だけ。そこをたった一人で旅する少女スロー。失われた野生動物を蘇らせる鍵となる不思議な生きもの、リンドキストの子どもたちを、太陽の輝く希望の都市へと運ぶのだ。厳しい寒さ、雪と氷、盗賊、そしてリンドキストを狙う者たちに行く手を阻まれるスロー。危機がおとずれるたびに、リンドキストが魔法のようにハリネズミ、ビーバー、トナカイなどに変身し、スローを救う。いつしかリンドキストとのあいだに芽生えた強い絆を信じて、スローは雪の荒野を駆け抜ける…。勇敢な少女と不思議な生きものたちが繰り広げる冒険ファンタジー。

著者等紹介

ハラム,アン[ハラム,アン][Halam,Ann]
1952年、イギリス、マンチェスター生まれ。サセックス大学卒業。『リンドキストの箱舟』をはじめとするヤングアダルト作品のほかに、グウィネス・ジョーンズ名義でSF、ファンタジーを多数発表しており、世界幻想文学大賞(短篇部門)、アーサー・C・クラーク賞、フィリップ・K・ディック賞などを受賞している

野口百合子[ノグチユリコ]
1954年、神奈川県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。おもな訳書にB・R・ヴァントリーズ「聖書の絵師」(新潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

4
読書会のために。出だしから掴まれました。面白い。読み進むほどに面白い! とっても面白い! 期待値が跳ね上がったせいでしょうか。ラストで肩透かしをくった気持ちに。ヤギンとママの件もあれでは陳腐。もったいなあ。でも世界的な賞を受賞している作者の筆の運びは堪能させていただきました。2017/11/10

あおいたくと@灯れ松明の火

3
久々に図書館再読。タイトルと絵に惹かれて手に取っていた覚えが。リンドキストと呼ばれる不思議なものたちを巡る物語。以前読んだ時はたぶんそんなに感じていなかったと思うけど、主人公の行動にとにかくハラハラした。無謀で危険で勉強ができるはずなのにおいおいと言いたくなる行動が多すぎる・・・でも大事な“子供たち”を守ろうとする母性はとにかく何があっても揺るがない。あとがきを読んでたらいろいろ気になることもできたので、また何年か後に読みたいと思う。児童書として置かれてるけどいろんな年齢層の人に読んでもらいたい。2009/12/01

水面

1
追われる という設定はとてもハラハラした。 リンドキスト達は可愛かった。2011/04/20

りうかん

0
ずっと未来に起こるかもしれない物語。異常気象と乱獲で野生動物がほぼ全滅して、凍土に閉じ込められた世界。ドームに閉じこもって暮らす人と、その世界で暮らす無法者や犯罪者とされた人たち。主人公の少女は母から託されたリンドキストという野生動物たちの種を、ある場所へ運ぶために様々な危険を乗り越えて旅をする。そうしてそこにたどり着いたとき、自分が運んだものが何なのかを知るのでした。という、なんつーか児童文学にしては難解すぎる物語でした。2016/12/01

みとん

0
なんか残念な感じ。設定はとても面白いのに、文章とかストーリーの進め方が単調でピンチがハラハラする前に終わってしまって、盛り上がりにかけてる。だいたい、外国の児童文学によくある一人称だから読みにくいっていうのもあるけど、もうちょっと段落とかスペースを作らないと読みにくいし苦痛。リンドキストの説明も不足しているし、1場面1場面が短い。ママとの生活・寄宿舎・旅1(〜奴隷市場)・旅2(〜救いの島)と4冊くらいに分けてもよかったかも。その方が世界観もスローのこともリンドキストのことも理解できたし楽しめたと思う。2011/03/16

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