深淵のガランス

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163247205
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

画壇の大家・長谷川宗司の孫娘から依頼を受けた佐月恭壱は曰くつきの傑作を修復することに。パリの町並の下に別の絵が隠されていた。

著者等紹介

北森鴻[キタモリコウ]
1961年、山口県生まれ。駒沢大学文学部卒。編集プロダクション勤務を経て、執筆活動に入る。95年、明治初期の名優澤村田之助を素材にした時代推理「狂乱廿四孝」で第6回鮎川哲也賞受賞。99年、「花の下にて春死なむ」で第52回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れみ

49
花師と絵画修復師の主人公・佐月恭壱が絵画修復の仕事を通じて様々な事件に巻き込まれたりするお話。緻密な絵画修復の作業やその裏に見え隠れする人間模様にドキドキさせられる。もう一冊このシリーズがあるみたいなのでそれも読んでみよう。2014/10/27

紅はこべ

26
花師と絵画修復師、二つの顔を持つ佐月を主人公にした中編2編を収めた一冊。トーンは暗め。絵画に関わる人の業の深さを描いている。佐月自身業に囚われている。この中編集のテーマは赤、朱と言った方がいいかな。2009/12/05

10
面白かったぁ♪花師も修復師も未知な仕事だし、佐月さん謎めいてるし、ぐいぐい引き込まれちゃった。2013/12/24

keiniku

8
古本屋さんで見つけパラパラと捲り「これ、読んで無かったよな」と購入。家でジックリ読んだら…読んでるやんけ! でも、これを機会に久しぶりにこの修復師ものを読めた。やはりこのヒロイズムには惹かれるのよね。で、読後、同じ古本屋で「虚栄の肖像」を「これ、読んでなかったよな」と購入したら、やっぱり読んでるやんけ! しかもブックメーターに登録してるやんけ! しかも、どうも自分が売った古本を自分で買い直しているようだ。 いや、面白いからいいんだけど。2019/05/01

まぁにぃ

7
銀座の花師にして絵画修復師の佐月恭壱。 絵画修復の仕事依頼には、あの冬狐が。 シリーズをまたいでの登場人物あり、絵画の世界の闇あり、と骨董や民俗学との違いや共通点が何気無く盛り込まれている。 個人的には、善ジイが好きですねぇ。2014/03/01

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