内容説明
恋という奇蹟が、人生を息づまるほどの幸福で満たす。せつなくて、熱くて、もどかしい―６つの至福の時間。
著者等紹介
野中柊［ノナカヒイラギ］
１９６４年生まれ。立教大学卒業後、渡米。ＮＹ州で三年半暮らす。１９９１年「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
33
恋に生きる人たちの幸せなお話、全６編です。出てくる人は、みんな、「そばにいたい」って思いのとおり、進んでます。だからね、こちらもひっぱられるように、読み進んで行けます。次から次へと幸せになる人達を見届け続け、私も幸せ気分でいっぱいです。2015/01/24
マイマイココア
19
恋愛短編集。いろんな形の「好きで好きでたまらない」という思いがあった。ふんわりした雰囲気が漂う本でした。2016/12/12
夜兎
9
恋愛小説は苦手だけれども、眠る前に少しづつ読み、読了。棘や苦味、痛みはあるものの、全体的な空気は穏やか。最初と最後のお話のお陰でその空気感が作られているような気がする。この人の料理についての描写は本当に美味しそう。2016/09/14
らぴ
8
短編集かと思ったら、全ての話が繋がっていた。なんというか、みんな強くて弱くてやさしいなぁ……とほんわかした気持ちになれてとても良かった。他作品も読んでみたい。2010/03/08
藍
6
恋愛の短編集。最初が高校生の女の子がお父さんより年上の人と結婚する話でびっくりした。それからその学校の先生の話、先生の友達の話…と前のストーリーでちらっと出てきた人が次の話の主人公。出てくる料理がどれも美味しそう。また違う本も読んでみたい作家さん。2016/04/20
