• ポイントキャンペーン

シリウスの道

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 510p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163240206
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人の幼馴染がいた。この三人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。それは…。月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、別々の人生を歩んできた。しかし、今になって明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした脅迫状が届く!いったい誰の仕業なのか?離ればなれになった3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられるように、運命の渦に巻き込まれる―。著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ展開する待望の最新長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

187
いや~面白かったです。業界用語は軽くスルーした私。とにかく浅井がカッコイイ(笑)タバコとアルコールがターチー・辰村を形成してる。その深い部分には25年前の仲間と自分がいて、それも私の心をくすぐるのだ。藤原作家・・今ならどんなモノを読ませてくれたのだろう。もういないなんて、悔しい限りです。読み友さんのレビューに誘われて大正解だった。2019/11/12

ずっきん

78
辰村のカッコよさが出来すぎのような気がしないでもないが、カッコいいことには異存も異論もないので、とにかくよろしい♡ んで、また浅井がその上をいくわけですよ。非常によろしい♡ 危惧していた女性の造形も(ほぼ)よかった。ロマンチックでハードボイルドなお仕事小説なんぞ、藤原伊織にしか書けないよなあ。3ページ目の冬の描写でいきなり目眩がして、スカートのよだれの染みで腰が抜けそうになった。いや、抜けたかも。あああ、いおりんたら。2021/10/13

みゆ

76
『テロパラ』『雪が降る』に続き3冊目。バブル崩壊後の広告業界を舞台にした企業小説。大型案件のコンペ、ギョーカイ用語が飛び交う中、破滅型主人公のハードボイルドな会話・行動に酔いしれる。でも一番興奮したのは立ち寄ったバーで出されたアレとアノ人!えっ、えっ、えっ(´⊙ω⊙`) いやぁ、大サプライズでした。物語の本筋もスリリングで大満足♪ 読友さん、おススメありがとうヽ(^o^)丿2023/08/03

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

73
苛烈な広告業界が舞台。ライバルは社外にいるばかりではなく当然のごとく社内でも足の引っ張り合いがあります。ビジネス小説としてはとてもドライですが主人公の幼い頃の親友とはウェットという組み合わせの妙があります。はみ出し気味の人生を歩みながら仕事は強烈にできる主人公。いつも自分のためではなく他人のために一生懸命。これはもてるだろうなあ。とても真似できません。2021/08/11

GAKU

61
文句なく面白かった。私の好みドストライクの作品。やはり藤原伊織さんは良いな。白川道さん、原寮さん、志水辰夫さん、そしてもちろん北方謙三等、和製ハードボイルドに出会い、夢中になって読んでいた当時を想い出してしまった。あらためて藤原伊織さんは良い!2019/10/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/550321
  • ご注意事項