魔術師(イリュージョニスト)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 515p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163234403
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ニューヨークの名門音楽学校で殺人事件が発生。犯人は人質を取ってリサイタルホールに立てこもる。駆けつけた警官隊が包囲し出入り口を封鎖するなか、ホールの中から銃声が聞こえてきた。ドアを破って踏み込む警官隊。だが、犯人の姿はない。人質もいない。ホールは空っぽだった…。衆人環視のなかで犯人が消えるという怪事件の発生に、科学捜査専門家リンカーン・ライムと鑑識課警官のアメリア・サックスは、犯人はマジックの修業経験があることを察知して、イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。奇術のタネを見破れば次の殺人を阻止できる。しかし、超一流イリュージョニストの“魔術師”は、早変わり、脱出劇などの手法を駆使して次々と恐ろしい殺人を重ねていく―。

著者等紹介

ディーヴァー,ジェフリー[ディーヴァー,ジェフリー][Deaver,Jeffery]
1950年シカゴ生まれ。父はコピーライター、母は専業主婦。妹はヤングアダルト小説家。11歳のとき初めての本を書く。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻、雑誌記者となる。その後、法廷記者になるためにニューヨークのフォーダム大学ロースクール(夜間)で学位を取るも、路線変更して、ウォールストリートの大手の法律事務所で弁護士として数年間働く。そのころ、長い通勤時間を利用して小説を書き始め、40歳にしてフルタイムの小説家となる

池田真紀子[イケダマキコ]
1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

66
シリーズ5作目。今回ライム班が追いかける相手は、マジックの修行経験があると思われる魔術師。もちろん変装、脱走もお手の物。現場に残された物証から導き出されることは正しいのか、魔術師による誤導なのか。そして、魔術師の目的は何なのか。次々と繰り出される魔術師のイリュージョンに、二転三転する物語は最後まで気が抜けない。いくつもの誤導に惑わされながらも少しずつ魔術師を追い詰めていく、その過程の頭脳戦にドキドキハラハラ。振り落とされないように読むのにこちらも必死になるけど、やっぱりこれだからこのシリーズは面白いな。2019/08/06

オーウェン

65
ディーヴァーお得意のサプライズが、ここまで意味を持つのは初めてじゃないだろうか。なにせ対決するのが魔術師と呼ばれ、変装や手品などが十八番の犯人。だから何が起こっても不思議じゃない状況がすでに出来上がっている。一方そちらの知識がないライムやサックスは、カーラというイリュージョニストの見習いに助けを要請する。そもそもイリュージョニストの目的は何なのか。 自身の過去なのか、それとも対決するリンカーンたちなのか。 二転三転どころのひっくり返し所ではない逆転の連続。 カーラを含めて後のシリーズに影響がありそうだ。2021/11/29

青乃108号

61
私には展開が複雑過ぎて、えーと、これって…と立ち止まり読み返ししながらようやく3週間近くかけて読了。いや、それはいくらなんでも、と思う部分もあったが面白かったので良し!2021/05/10

藤月はな(灯れ松明の火)

60
リンカーンに対するは有名マジックの手段を殺人へ、心理も取り入れた基本マジックを逃亡へと応用するオペラ座の怪人並みの魔術師。なぜか「歯と爪」を思い出します。アメリアの昇進試験や極右団体の裁判のタイムリミットも絡み合う。魔術師の警察を欺き、リンカーンすらも気づかせずに敵の懐に入り込む誤導の手法はまさに魔術。一転したかと思えばまた一転、またまた一転とする頭脳と出し抜きの対戦に手に汗を握りました。そんな緊迫した中、間一髪のところ、「ありゃりゃ」というベル刑事やアメリアの昇進が嬉しいです。2012/08/05

Yuna Ioki☆

57
1368-64-25 リンカーン・ライムシリーズ第五弾。相変わらずスピーディーな展開だが今回はなんとなけ煙に巻かれたまま終了後(笑)アメリアやリンカーンの活躍も少なめ。2016/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/526729
  • ご注意事項