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いとしのヒナゴン

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  • サイズ B6判/ページ数 461p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163234007
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

黒い影、獣のにおい、夜の闇に光る二つの目。謎の類人猿「ヒナゴン」の存在を信じる、元ヤン町長イッちゃんが燃えた。市町村合併問題、町長選をめぐって、ヒナゴン騒動はヒートアップ。一年ぶり、待望の長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiru

117
故郷を愛してやまない大人たちの汗と涙と笑い溢れる物語。とある町に突如現れた類人猿「ヒナゴン」。未知の怪獣を凌ぐ濃いメンツが面白い!矢沢命の元ヤン町長、「夜露死苦」と書かれた年賀状、ガキ大将のまま大人になった彼らは、人間味に溢れたすごくいいヤツ!やがて町長はヒナゴンを追いつめていく‥‥世界はいつだって「不思議」だらけ。幽霊やUFOや解明できない謎にどんなにワクワクしただろう!「憧れる」ことと「信じる」ことは多分同じなんだ。夢に見た未来や「ヒナゴン」は心の中でいつまでも生き続けるのだから。★4.52022/08/15

ミッフー

59
「疾走」のような暗くて暴力的な作品😱「愛妻日記」のような電車内で読むの躊躇うくらいのエロい作品🔞作家として多様な顔持つ重松氏、この作品は彼の最も得意とする⁉️人間愛、郷土愛に溢れたポピュラー作品です📖 岡山県で生まれ育った僕、そうそう比婆ゴンってガキの頃話題になったよな🤣お隣広島県の比婆郡での当時出来事をモチーフに書かれた作品だから言葉も広島弁か岡山弁か懐かしい聴き心地よい方言ばかり🤣都会の人は読み辛かったかも😅水戸黄門如く、重松氏毎度のパターン風作品だけど、何故だかスッと心に染み込みます👍2022/10/18

ともくん

55
1970年代、広島県比婆郡比婆山、ヒバゴン現る。 嘘のような本当の話。 この実話をベースに重松清が、市町村合併問題を絡め、ハートフルにヒナゴンを描く。 私たち、日本人の誰もが心の中に持っているような、山奥の町。 そして、心のキレイな人たちにしか見えない、ヒナゴン。 ヒナゴンの正体とは、何なのだろう。 それは、私たち一人一人の胸にあるのではないだろうか。2020/07/19

たか

53
『ヒバゴン現る!』私が幼かった頃、広島県比婆山で実際にあった、類人猿型UMAの目撃情報。まだ、メディアが今ほど発達していない時代で、こういった目撃情報はチラホラ耳にされ、幼かった私はワクワクしたものだ。 この実話をベースに、重松清が市町村合併問題を絡め、ハートフルにヒナゴンを描いたのが本書だ。 この小説は『信じる』ことがテーマ。 ヒナゴンは本当にいるのか。 迷いながらも、強く信じることを貫き通した人たちに、最後に奇跡が訪れるのだろうか…。 最後まで読んだ人だけが、その感動を享受できる。B評価2022/07/12

ユザキ部長

45
このタイトルにしては長いページ数だな~。読み終わるまで苦労した。また内容もタイトルとは想像つかない市町村合併に揺れるちいさな町の話しでした。重松さんは矢沢永吉さんのファンなのかな?またまた破天荒なキャラが出てきて楽しめました(笑)2013/08/20

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