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わが手に雨を

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  • サイズ B6判/ページ数 427p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163233604
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

陰険な敵の罠。味わわされた恥辱。彼女は孤独な戦いを決意した。己の弱さと対峙しつつ・・・。感動の結末が待ち受けるハードボイルド

内容説明

雨の夜。故郷ポートランドに帰りついたミム・ブラッカを待っていたのは何者かの襲撃だった。監禁され、数時間後に解放されたミム。敵の狙いは何か?バンドから一時帰宅を言い渡され、失意の底にあったミムは、敵が卑劣な罠を仕掛けていたことを知る。ネットに流された盗撮写真―それは地に落ちたミムの名誉に、さらなる汚泥を塗りたくるものだった。かつて母を轢き殺した父の帰還。愛してやまぬ養父母への思い。過去の苦い記億。アルコールに溺れる自分…。すべてを失ったミムは決意する―苦痛に満ちた過去と向き合い、見えざる敵に立ち向かおうと。もう自分には嘘はつくまいと。傷つき、孤独に震える女の苦闘。引き裂かれた親子の再生。タフでリリカルな筆致で描かれる、現代ハードボイルドの俊英の最新長篇。清新な感動をもたらすハードボイルド・サスペンス。

著者等紹介

ルッカ,グレッグ[ルッカ,グレッグ][Rucka,Greg]
1970年、サンフランシスコ生まれ。ヴァサー大学卒、南カリフォルニア大学で修士号取得。救急救命士、ガードマンなどを経て、96年、『守護者』でデビュー。ポートランド在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

12
図書館をウロウロしていたら、ルッカの名前が飛び込んできた。かなり好きな作家です。この書名知らないなあと思って手に取ると、なんと2004年の出版。文庫化もされず、ほとんど放置状態になっている本らしい。アル中でギターの名手の女性に襲いかかる魔の手、そしてそれに立ち向かうことを決心して、見事に問題を解決。音楽的技量で悪人を割り出すという方法がちょっとユニーク。最後には、家族の再生とアル中からの回復に向かう道筋を得るという話。ルッカの作る物語としては、ちょっと物足りないけれど、お久しぶりのルッカさんでした。2015/09/10

may

3
面白かった。哀しいけれど哀しいだけじゃない。著者の作品のトーンは重いけれど好きだ。2010/09/25

慧の本箱

2
『アティカス』シリーズのブリジットや『ドラゴン・タトゥーの女』のリスベットを本書の主人公ミムに投影したらかなり苛々させられる。リスベットやブリジットの持つ強靭な精神力が足りない。それでも結局は自力で頑張るわけだけど・・バンドのヴォーカル・ベーシのヴァンの方がずっとクールで男前2014/12/18

gern

1
作者のコミックを読む前に予習として読んでみたのだが、なかなかどうして面白かった。すこし詰め込み過ぎな感あり。2009/08/27

ブル-ス

0
どこがいいというわけでもないのに一気に読み終えてしまった。 ???ヴァンがかっこいいかなぁ。2013/03/12

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