空中ブランコ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163228709
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店本町店・秋田ゆかり
色白のアザラシみたいな容貌の神経科医と白衣で患者の前で堂々とタバコを吹かすクールな看護婦コンビが悩みをかかえる患者たちを治療していくのだが、「こんなので本当に治るのか?」「本当に医者か?」と読む側も疑念を持ちつつ、患者が病気を克服すると同時にこちらもわからないけれど、不思議と爽快な気分になっているんです。この作品は笑いをちりばめながら「そっか、悩みの解決は案外自分の目の前にあるんだ。」って気付かせてくれて、肩の力がすっと軽くなっちゃいます。

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店熊本店・E.H.
悩みはつきないものである。人がどんなに気にするなと言ってみても自分の中では大問題。色々な悩みを抱えた人々が訪れる病院。そこには注射好きな精神科医が待ち受けている。問題を抱えた人々はこのハチャメチャな精神科医の不思議な魅力にとりつかれ、いつのまにか病気が治ってしまうのである。あなたも読んでいるうちに悩みを忘れること間違いナシ!!

内容説明

人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。ここはどこ?なんでこうなるの?怪作『イン・ザ・プール』から二年。トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す。

著者等紹介

奥田英朗[オクダヒデオ]
1959年、岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て作家になる。02’『邪魔』で第4回大藪春彦賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

332
トンデモ神経科医・伊良部一郎シリーズの2冊目にして直木賞受賞作。今回も全5話にヴァラエティー豊かな職業の患者達が来院して怖いものなしの伊良部医師と絡みます。サーカスの空中ブランコ乗り、ヤクザ屋さん、同業者の神経科医、プロ野球選手、女流作家と伊良部の凄さはズブの素人でも患者の職業に果敢にチャレンジして例えレベルは低くても一応それなりの結果を残す才能ですね。それから患者はみな専門分野でのプロですから時間がかかっても自然治癒の自力克服で復活して行くのを伊良部が強い刺激を与えて多少なりと後押しをするのでしょうね。2023/08/15

♪みどりpiyopiyo♪

229
同じ作者の「ガール」が面白かったので読んでみました。どちらも短編集。今回も面白かった♪ ■前知識なくドキドキ読み進めました。あれ?もしかして?あーやっぱり。こーいうことあるよね。スランプはいつも突然だし人はちょっとしたことで心のバランスを崩すんだ。分かって ちゃんと受け入れられてよかったね(ღ′◡‵) …なんて思って2作目を読みはじめたら、あれ?え?あ!?そーなの?そーいうことなの??わーい♪ ってなりました。そーか、そっちか!■奥田英朗さんの作品は読むとにっこり心が軽くなりますね。また読もう♡(→続2016/05/29

射手座の天使あきちゃん

216
伊良部先生短編集シリーズその2 「空中ブランコ」のラストシーンに爆笑! 主人公の個性が光ってますぅ(笑)

こうじ

211
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白すぎだよ〜(*^_^*)伊良部先生、最高!も〜憎めないね!登場すると嬉しくなってくる。今回も5つの短編、特に義父のヅラは、面白かった〜^_^マユミさんにも会ってみたいなぁ(*^_^*)注射は打たれたくないけど^_^2016/05/08

Die-Go

199
図書館本。変な精神科医伊良部シリーズ第2弾。相も変わらずマイペース且つ変態チックな伊良部医師に巻き込まれる形で快復させられていく患者達。ちょっとパターン化してきた感もなくはないけど、面白いは面白い。★★★★☆2015/10/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/580707
  • ご注意事項