内容説明
鉄道が街をつくり、街に人生が降り積もる。黙々と走る通勤電車が運ぶものは、人々の喜びと哀しみ、そして…。街と人が織りなす、不気味なのにあたたかな、著者初のアーバン・ホラー作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐伯
43
表紙が好きで図書館でかりて気に入って買いなおしました。 本当に重松先生の作品はすてきなものばかりですね^^ 最初の話は最初ホラー系なのかと思っちゃってどきどきしながら読みました。最後の結末とてもお気に入りです。 一番印象に残ったのは、家路。 霊的な話でとても面白かったです。 全体的に見て不気味な話もありましたが楽しく読ましていただきました!! ありがとうございます!!2015/07/28
J
28
「ホラー作品集」とはいってもちょっぴり怖くて不思議な、そして哀しく切ない作品集。重松作品は自分の読んだ作品に限ってかもしれないが、自分の年齢と重なることが多く、感情を移入してしまう。特に「送り火」「家路」「もういくつ寝ると」は、心にじんとくるものがある。2016/01/23
ミーママ
21
図書館の本。 とても良かった❗ 送り火、もういくつ寝るとが特に! 重松作品 はまりました✨ 2018-152018/02/11
なっちゃん
21
新宿駅から出る「富士見線」その沿線を舞台にした短編集。仕事、離婚、大事な人の死、いじめ、人が生きるのには、いろんな事がある。重松さんには珍しく、少しホラー色?!「フジミ荘奇譚」、「家路」が好きです。2014/02/11
ヒロくま
18
(ほんのり苦くて、ちょっと不気味)がピッタリくる作品集。(送り火)と(もういくつ寝ると)の2編は、涙して読みました。怖いめの話しは、化け猫よりママ友の方が怖かった。2014/10/09