誕生日の子どもたち

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163208909
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロリーヌ@ベルばら同盟

58
少年、少女のイノセンスをテーマに書かれたトルーマンの物語六篇を村上春樹氏の流麗な翻訳で堪能できる贅沢。幼い日の作者の姿が色濃く投影される『ぼく』は純真無垢であり、冷静な観察・記録者でもある。遠い親戚に預けられ、祖母ほどに歳の離れた従姉をただ一人の親友として育つ少年の視点で語られる誕生日や感謝祭、クリスマスの物語は、その特別な日を彩る美しい場景と共に、不穏な気配をも内包する。黄色い薔薇の花束に突進した美しい蝶、若者の手の中で夕暮れの帳に向かって咆哮をあげる燃え盛る大輪の菊の花。古い葉書は今も時の雲間を漂う。2020/01/16

依空

31
6編を収録した短編集。抽象的で分かりにくい話もありましたが、カポーティの文体なのか、それとも村上氏の文体なのか、とにかく目の前に情景が浮かぶような描写と文体が心地良い1冊でした。純粋で傷付きやすく、そして無垢ゆえの残酷さを併せ持つ子どもたち。私たちがかつて持っていたものを描き、かつ無垢と危うさのバランスが描かれているのが、この本の魅力なのかもしれません。「おじいさんの思い出」のような物語は現代日本に置き換えても当てはまるものがあり、時がもたらす変化をひしひしと感じる今、切なくてたまりませんでした。2016/12/07

さぼ

24
冬になったら読みたくなるなるカポーティ。どうすれば子供時代の繊細な感覚をこれ程まで綺麗なまま保てるのだろう。今回初めて読んだ「おじいさんの思い出」は小さな頃の自分の体験と重なって思わず電車の中で涙ぐんでしまった。読み進めていくうちに切なさと共に幼少期の無垢な気持ちを取り戻せるところがカポーティの小説の素晴らしいところだと思う。そしてあとがきにて何故ここまで琴線に触れるのかを的確に解説してくれている村上春樹を初めてすごい人だと思った。(ハルキストの方ごめんなさい)2019/11/17

斉藤フィオナ

13
最近、文庫本にて読了。多くの方の感想を読みたいと思いこちらにも登録。2024/12/15

けいと

13
「無頭の鷹」がやっぱり好き。続けて「遠い声、遠い部屋」を読みたくなる。どこを探しても見つからない。2014/04/16

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