内容説明
海は「見慣れた」という言葉を許さなかった。全航程30000kmの60日間無寄港航海。渦巻く怒号と非難の中、プルトニウム輸送船「曙丸」は、ひたすら茫漠たる海洋を往く―。生きていくための知恵と勇気が湧いてくる曽野流「航海日誌」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりこ
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さすがの文章に読んだ感!2014/03/31
新山下
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日本は海に囲まれた国でありながら意外に海洋文学が少ない。また女流作家による海を舞台にした小説も珍しい。海は冒険の舞台で、主人公はプルトニュウム輸送という特異な任務であるが、単調で凡庸な仕事につく。使命は果たされ仕事は成功した。高村薫の「神の火」では核施設がテロリストに攻撃され、破壊される。いずれも原子力をテーマにした女流作家の作品。2013/02/07
Maria
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プラトニウムを運ぶ話で、事実を物語にしているが、途中で挫折してしまった。2012/12/07
まりかず
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女性が男の世界をここまでよく表現できたなと思う。自分には未知のことだらけで興味深い内容だった。2012/11/09