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天空の舟〈下〉小説 伊尹伝

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163194509
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

商の湯王は、ついにこの不思議な男に再会した。天と地と人をふかく知る者であった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

9
殷王朝の祖湯は三顧の礼を以て伊尹摯を商に迎える。湯は未明に起きて、座ったまま日の出を迎え、広く優秀な人材を探し、商の後を継ぐ者達の啓発と指導に当たった人物と語られる。河南省封丘の東に展開された鳴條の戦いに敗北した桀に湯は禅譲を諭す。かくして桀は夏邑を去り落ち延びながら延命戦を展開する。伊尹摯は商に迎えられた後、地を耕し農を起こし邑の庶民が食に困らない周の礎を築いた人物と後世に伝える。2022/07/23

motizuki

3
時代が変わるのは、優れた将によってではなく、優れた軍師によるところが大きいよね。太公望しかり、諸葛孔明しかり。そんな意味では、最古の軍師になるんじゃないだろうか?2010/05/16

イエテイ

2
下巻早々に元祖三顧の礼で商入りイベント。そこからしばらくは外交官としての活躍。摂政として名をなしたのは終盤。妹嬉は悪女で歴史に名前を残しているけどそう悪くは書かれていない。これが紀元前1500年超でよく記録が残っているもんだ。中国4千年はだてじゃない。2021/09/20

月華

2
図書館 2000年8月発行。顎はなかなかいいとこどりの印象でした。読んでいてはらはらどきどきでした。妺嬉は最後は夫ともに流刑でした。2016/10/19

1
仲虺LOVEでした。伊尹は介子推より神聖な人っていうイメージがあったけど、作品上では人らしかった。2015/10/20

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