出版社内容情報
豪華クルージングに出かけた南太平洋で見失った娘を求めて、コカイン密輸、白人奴隷売買の悪玉と対決する男の血沸き肉おどる冒険
内容説明
何が待ちうける南太平洋豪華クルーズ。「警察署長」「湖底の家」…。そしてこんどは。海洋航空大冒険小説。
感想・レビュー
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bapaksejahtera
4
著者の作は「警察署長」「湖底の家」「潜行」と読んだ。皆まずまず満足したのだが、今回はいかがなものかと思う。 大河警察小説、ホラー、東西スパイ物の後は、家族を救出するために麻薬カルテルの大物に挑む筋ではある。ストーリーは調子良く進むのだが、手順通りという感覚である。金持ちで運動能力があり、優れた軍隊経験。都合の良い主人公の設定であるうえ、家族を始めとした周辺人物も恣意的に生き死にする気がする。良い娯楽小説家に訪れたスランプ期の作品であろうか。2021/04/05
