ハヤカワ新書<br> 教育虐待―子供を壊す「教育熱心」な親たち

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ハヤカワ新書
教育虐待―子供を壊す「教育熱心」な親たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400054
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0237

出版社内容情報

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教育虐待とは、教育の名のもとに行われる違法な虐待行為だ。それは子どもの脳と心をいかに傷つけるのか。受験競争の本格化から大学全入時代の今に至るまでゆがんだ教育熱はどのように生じ、医学部9浪母親殺人事件などの悲劇を生んだのか。親子のあり方を問う。

内容説明

「勉強が終わるまでトイレ禁止」「なんでお兄ちゃんやお姉ちゃんができて、あなただけできないの?」教育虐待とは、教育の名のもとに行われる違法な虐待行為だ。それは子供の脳と心をいかに傷つけるのか。70年代に本格化した受験競争、そして大学全入時代の今にいたるまで、ゆがんだ教育熱は社会の変化の中でどのように生まれ、「奈良県エリート少年自宅放火事件」「医学部9浪母親殺害事件」などの悲劇をもたらしたのか。多角的な取材から現代の闇を照らし、親子のあり方を問う。

目次

第1章 子供部屋で何が起きているのか―教育虐待を「定義」する
第2章 脳と精神を蝕む教育―医学の観点から
第3章 時代に翻弄される家族―受験戦争と教育虐待
第4章 「あなたのため」というエゴイズム―虐待親の心理
第5章 教育虐待、その後―ひきこもり、非行から自殺、PTSD、虐待連鎖まで
第6章 支援者たちは何を感じているのか―回復にいたる道

著者等紹介

石井光太[イシイコウタ]
1977年、東京生まれ。作家。国内外の貧困、災害、事件などをテーマに取材・執筆活動を行う。2021年、『こどもホスピスの奇跡』で新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

119
自分の子供に虐待をしていないと言い切れるだろうか?虐待と言わずとも、その一端とも言える事をやらなかったか?と反芻させられた。事例の事件は、余りにも無惨なものばかりだが、マスコミに取り上げられない一歩手前のものが、クローズアップされずにどれだけ隠れてしまっているか。「子供のため」と自分の行動を正当化する親の姿勢に、子供の将来を崩壊させてしまう要因があり、親はその事に気づかない。そして取り返しのつかない結末となる。「子供のため」って、本当に難しい。これから育児を迎える方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。2023/11/08

読特

58
子どもへの学習強制。その手段としての虐待。多数の事例でこれでもかと突き付ける。教育熱心と教育虐待は紙一重。子供の自主性を尊重すべし。ただ、放任主義がよいというわけでもない。行き過ぎた競争は好ましくはないが、受験を機に能力を伸ばす子もいる。体罰はよくないが、危険を冒そうとしている将にその時は力づくでも止めねばならぬ。子育ては常にケースバイケース。その時、その子に見合った対応の正解は難しい。「そうだそうだのアクセル」「ちょっと待てよのブレーキ」交互に踏みながら読む。考えるきっかけを与えてくれたことには感謝。2023/10/25

塩崎ツトム

35
馬を水辺に連れて行くことはできても、無理に水を飲ませることはできない。ほんでもって学問が一番身につくのは当人が「したい」「せねばならぬ」と思ったときで、ここに社会や親との需要ギャップが生まれる。というか世間ではそんなに学歴が求められるようになったわけでもないのに、親という、子供が最初に接する世間様がひたすら暴走した先の悲劇が教育虐待。ああ個人主義よ。2023/07/24

わむう

24
子どもが思い通りに立派になってくれれば英才教育、そうでなければ教育虐待。2023/11/19

なお

24
親が過剰に勉強を強いることによって、子に暴力を振るったり暴言を吐いたりする教育虐待。 愛知で中学受験の男の子が父親に包丁で殺害される悲惨な事件があったなんて知らなかった。 親は子供を信じて見守ることが大事。数ヶ月、数年の遅れなど自らの力で生きていく能力を養うためには問題にならないそうだ。 本文のなかで興味を持ったのが、子育て等で社会のキャリアが切れてしまった親が代わりに教育に自らの価値を見出し虐待に繋がるというケース。そこは自分にも当てはまる覚えがある。2023/10/21

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