出版社内容情報
時間旅行が実現した世界で、タイムマシンの修理工チャールズ・ユウは、「もうひとりの自分」を光線銃で撃ってしまった……。SF界/文芸界注目の俊英が描く異色の家族小説を、円城塔翻訳で贈る
内容説明
「僕」はタイムマシンの修理とサポートを担当する技術者で、個人用タイムマシンに乗って時間のはざまを漂っている。電話ボックス大の空間で暮らす僕にとって、UIのタミーと非実在犬のエドはかけがえのない存在だ。家族は父と母の三人だけど、母は同じ時間を繰り返すループ・サービスに入ったきりだし、ガレージでタイムマシン開発をしていた父は失踪中で、時空のどこにいるのか不明だ。あるとき、修理工場でタイムマシンから僕が降りてくるのを目撃した僕は、とっさに「もうひとりの自分」を撃ってしまった!?最悪のパラドックスに陥った僕は…。アメリカ小説界注目の俊英の家族小説を、円城塔の翻訳で贈る。
著者等紹介
ユウ,チャールズ[ユウ,チャールズ] [Yu,Charles]
1976年、カリフォルニア生まれ。コロンビア大学ロースクールで法学博士号を取得、弁護士になった。その後、小説の執筆と投稿を始め、2006年に第一短篇集Third Class Superheroを発表。2010年に刊行された『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』は、SF界/文学界から絶賛され、ローカス賞にノミネート、“タイム”誌が選ぶフィクション・ベスト10に選出された
円城塔[エンジョウトウ]
1972年北海道生、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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