ハヤカワ新書juice<br> 小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

ハヤカワ新書juice
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

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  • サイズ 新書判/ページ数 185p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153200111
  • NDC分類 159
  • Cコード C0234

内容説明

会社は大きいほうがいいなんて幻想だ。今日では誰でも自分のアイデアをもとにビジネスを始められる。高価な広告枠、営業部隊、オフィス、いや、会議も事業計画もいらない。昼間の仕事をしながら、初めは週末の数時間を費やすだけで十分だ。小さな所帯で、シンプルに、迅速に、臨機応変に―それで僕らは成功している。二つの大陸に散らばった十数人のメンバーだけで数百万人のクライアントを抱えるソフトウェア会社37シグナルズは、その優れた製品だけでなく、常識破りな会社運営法でも、業界観測筋の目を釘付けにしている。その創業者とカリスマ開発者が、いまのビジネスに真に必要な考え方を示す。

目次

まず最初に
見直す
先に進む
進展
生産性
競合相手
進化
プロモーション
人を雇う
ダメージ・コントロール
文化
最後に

著者等紹介

フリード,ジェイソン[フリード,ジェイソン][Fried,Jason]
いまや世界中が注目するソフトウェア開発会社「37シグナルズ」の創業者兼CEO。1999年にウェブデザイン会社として始まった同社は、2004年以降、「ベースキャンプ」をはじめとするウェブベースのビジネスソフトの開発・運営で成功。SOHO向けのアプリケーション群は現在数百万の企業で採用されている

ハンソン,デイヴィッド・ハイネマイヤー[ハンソン,デイヴィッドハイネマイヤー][Hansson,David Heinemeier]
デンマーク出身のプログラマーで、37シグナルズの共同経営者。オープンソースのウェブ開発フレームワーク「ルビー・オン・レイルズ」の開発者として知られている。2003年に37シグナルズに参加して以来、同社のソフトウェア開発に技術面で貢献しているほか、いわゆるアジャイル・ソフトウェア開発の推進者として、大企業の開発手法を批判し、それが同社の論調に方向性と勢いを与えている。講演者としても絶大な人気がある

黒沢健二[クロサワケンジ]
1982年兵庫県生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業。現在、株式会社日本技芸から社団法人日本ユネスコ協会連盟へ出向中

松永肇一[マツナガケイイチ]
1960年東京都生まれ。千葉大学工学部電気電子工学科卒業。1983年に富士通株式会社に入社しPCのソフトウェア開発に携わる。2000年より株式会社ライフメディアにて開発部マネージャとしてウェブ関連の開発業務を担当する

美谷広海[ミタニヒロウミ]
1975年フランス生まれ。中高生時代をギリシャで過ごす。慶應義塾大学環境情報学部卒業。ゲーム制作、携帯ベンチャー、Web2.0関連ベンチャーなどを経て、2007年より楽天株式会社勤務。2009年10月より米国子会社リンクシェアに出向中

ヤング,祐佳[ヤング,ユウカ]
1980年、東京都生まれ。幼少期をイギリスで過ごし1995年に再渡英。ケント大学カンタベリーキャンパスで社会学、オープン大学で古典などを学ぶ。翻訳者・コピーライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

94
「誰にでも会社は作れる」ことを前提に、実際どのようにスモールスタートさせ、試行錯誤しながらユーザを増やしていくか、その際のオペレーションや人事採用や情報発信はどうするかなど、極めて着実かつ現実的に説いた、起業の教科書。通説に反する教えも一部あるが、やっぱそうだよなあと納得。「競合以下のことしかしない」「会議は有害」「仕切り屋は雇うな」「外部資金は最終手段」「無名だからこそトライ&エラーできる」「マーケティングは全員でやれ」「リニューアルに対する文句は放っておく」などのポイントに共感。2014/12/31

Uzundk

10
Railsの会社の人でしたか。先にTEDを見てから本に入ったくちです。仕事場で仕事に集中できないのはなぜか? M&M's(マネージャ & ミーティング)が仕事の邪魔ばかりするからだ。小さなチームで創造的な仕事をするときには、間違いなくこれが原因である(午前中が報告資料作成とMtgで埋まる職場はどうかしている)。この手の本は確かにありきたりかも知れないが、自分が何かを作って居るときはすぐに視野狭窄になる、だからこういう本がほんの少しでものめり込んだ頭を後ろに引き戻して振り返らせてくれる事がとてもありがたい2016/02/17

タカラ~ム

9
無駄な会議、無駄な雑事。本書にあるように大きな会社、チームほど無駄が多い。少数精鋭、適材適所というけれど、組織が巨大化すると個々のスキルを適正に判断し活用することができなくなる。それでも、多くの企業の経営者は組織が巨大化することを「成長」とみなしてありがたがる。膠着した状態から脱却するためにも組織のコンパクト化は必要なのだと思う。2014/09/23

ヒトコ

8
著者は少数精鋭のソフト開発会社創業者。かためのビジネス書かと思ったが、読み始めたら「なるほどねぇ」と面白く一気読み。雇用選考に文章力をあげているだけあって、著者ご本人も解りやすく人を惹きつける文章を書かれろのだろう。何事につけ、それが今自分の本当に本気でやりたい事かを自問し、速やかに決断実行すること。その行動が、自発的で能動的かつ無駄なくシンプルなアプローチであり、また臨機応変な柔軟さを持つこと。自分をマネジメントできること。2015/01/25

月世界旅行したい

8
販売当時読んだ。この新書シリーズはホントに良い本ばかりでした。(というか、早川のノンフィクションはだいたい良い本)2014/12/06

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