ハヤカワ新書juice<br> ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (アップデート版)

ハヤカワ新書juice
ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (アップデート版)

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  • サイズ B40判/ページ数 446p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153200043
  • NDC分類 675
  • Cコード C0263

内容説明

ニッチ商品の集積が、メガヒットの収益を凌駕する時代がやってくる!多数の非ヒット商品の管理・宣伝コストがITの進歩で限りなくゼロに近づくとき、ヒット主導型ビジネスに比肩する利益がもたらされる―ロングテール理論の提唱者クリス・アンダーソンが、アイデア発見の経緯とその意味を探究してビジネスと文化の未来を示した話題の書に、全面的に改訂を施し、新しいマーケティング手法に関する1章と、旧版刊行後の反響を受けた補遺を追加したアップデート版。

目次

ロングテール―大衆市場から無数のニッチ市場へ
ヒットの興亡―融通がきかない文化に縛られて
ロングテール小史―通販カタログからショッピングカートまで
ロングテールの三つの追い風―つくる。世に送り出す。見つける手助けをする。
新たなる生産者たち―生産手段を手にしたアマチュア・パワーをあなどるな
新しい市場―ヘッドからテールまで呑みこむ集積者
新たな流行発信者―蟻がメガホンを手に入れた
ロングテール経済―潤沢と希少
短いヘッドの世界―商品スペースですべてが決まる
何でも手に入る時代―選択肢がわんさとあるのはいいことだ
ニッチ文化とは―ロング手テールに生きるということ
無数のスクリーン―ポテト・テレビ時代の映像はどうなる
エンタテインメント以外のロングテール市場―ニッチ革命はどこまで広がるのか
マーケティングのロングテール―「売りこみ」はもう通用しない
テールの未来

著者等紹介

アンダーソン,クリス[アンダーソン,クリス][Anderson,Chris]
「ロングテール」という言葉を初めて世に知らしめたワイアード誌の編集長。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得し、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員、アメリカ運輸省のチーフ・サイエンティストの調査アシスタントを経て、ネイチャー誌、サイエンス誌に勤務。その後、英エコノミスト誌に移り、ロンドン、香港、ニューヨークと飛び回り、テクノロジーからビジネスまでの幅広い領域を取材する

篠森ゆりこ[シノモリユリコ]
翻訳家。金沢生まれ。出版社勤務を経て渡米、ミルズカレッジ英米文学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

11
マーケティングを仕事にしている人は読んでおいたほうがいいと思う。 amazonをよく利用するけど、私もニッチな商品を買う消費者の一人なんだ。2013/08/31

ふろんた

4
今となれば、ロングテールという言葉が一般的に認知され、概略ならネットで調べられる。当時の提唱と現状の確認に。2016/06/01

まいぺーす

4
一部が大量に売れるヒットと数多くのニッチがごくわずかな数売れることで潜在的な市場は同じくらいあるのではないかという考え。ヒット商品だけにしぼる今までの売り方にくらべ、ネット上に無限に商品を並べられるようになった現在では売り方も変化していく。2013/08/10

Humbaba

4
従来は,商品を置くためのスペースというものは限られていたので一部の売れ筋以外を並べることは出来なかった.しかし,ネットによって商品陳列の限界はなくなった.そのため,たとえ殆ど売れないものでも売れ筋と同じように並べられるようになった.そして,それは需要がないと思っていたものも集めてみると実際には想像以上に大きな市場であった.2010/12/06

greenman

3
かつては切り捨てられていた、もしくは存在しないと思われていたニッチ商品が、いかに現実世界で重要になってきたかについて語っている。「多様性の時代」とはよく聞く言葉だけど、「多様性の時代」のヒットのしかたはこれまでと変わった。ロングテールは、プロのミュージシャンやアーティストだけが業界や世界を引っ張っていくのではなく、アマチュアの立場にいる人も影響を与える存在になれることを示す。情報技術の変化やイノベーションは、大企業や大組織ではなく、個人や小グループにどんどん有利になっていくよう押し進めているように思う。2012/01/03

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