出版社内容情報
自然選択による進化の理論は、ダーウィンが何もないところから生み出したものではない。アリストテレス、荘子、ダ・ヴィンチ、ウォレス――古代ギリシャ時代からさまざまな形で存在していた「進化」概念の系譜をたどり【失われた鎖/ルビ:ミッシング・リンク】をつなぎ直す、進化論の進化史
内容説明
ギリシャ哲学から、荘子、ダ・ヴィンチ、ハットン、ウォレス、ワトソン&クリック、そして現代のエピジェネティクス研究まで―「進化」というアイデアの知られざる系譜を描き出す野心作。
目次
はじめに―ダーウィン神話を打ち崩す
第1部 ダーウィン以前(曇った鏡に映して;偽りの夜明け;時の賜物)
第2部 ダーウィンの時代(ダーウィンからダーウィンへ;ウォレスとダーウィン;ダーウィンとウォレス)
第3部 ダーウィン以後(エンドウマメから染色体へ;DNAの役割を明らかにする;ネオ・ラマルキズム)
著者等紹介
グリビン,ジョン[グリビン,ジョン] [Gribbin,John]
1946年生まれ。ケンブリッジ大学で天体物理学の博士号を取得後、ネイチャー誌やニューサイエンティスト誌で科学ジャーナリストとして活躍。サセックス大学客員研究員
グリビン,メアリー[グリビン,メアリー] [Gribbin,Mary]
1946年生まれ。教員を務めるかたわら子ども向けの科学書を多数執筆しており、ジョン・グリビンとの著書『Time and the Universe』でTES Junior Information Book Awardを受賞。サセックス大学客員研究員
水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。訳書にブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』、ハリス『ゲノム革命―ヒト起源の真実』、チャイティン『ダーウィンを数学で証明する』(以上早川書房刊)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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