NOISE〈上〉―組織はなぜ判断を誤るのか?

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NOISE〈上〉―組織はなぜ判断を誤るのか?

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152100672
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0011

出版社内容情報

保険料の見積りや企業の人事評価、また医師の診断や裁判など、均一な判断を下すことが前提とされる組織において判断のばらつき(ノイズ)が生じるのはなぜか? フェアな社会を実現するために、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な意思決定のあり方を考える

内容説明

行動経済学の創始者カーネマンらが提言する、新しい意思決定論!組織やシステム内で生じる判断のばらつき、「ノイズ」。個人のバイアス(認知の偏り)と比べて見過ごされがちだが、時に甚大な悪影響を及ぼす。保険料の見積もりや企業の人事評価、医師の診断や裁判の判決など、均一な判断を下すことが前提とされる組織においてノイズが生じるのはなぜか?そしてノイズを減らすために私たちができることは何か?生産性の向上と社会的公平性の実現に向けて、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な組織のあり方を描く。

目次

二種類のエラー
第1部 ノイズを探せ(犯罪と刑罰;システムノイズ ほか)
第2部 ノイズを測るものさしは?(判断を要する問題;エラーの計測 ほか)
第3部 予測的判断のノイズ(人間の判断とモデル;ルールとノイズ ほか)
第4部 ノイズはなぜ起きるのか(ヒューリスティクス、バイアス、ノイズ;レベル合わせ ほか)

著者等紹介

カーネマン,ダニエル[カーネマン,ダニエル] [Kahneman,Daniel]
1934年生まれ、認知心理学者。プリンストン大学名誉教授。専門は意思決定論および行動経済学。2002年にはノーベル経済学賞を受賞

シボニー,オリヴィエ[シボニー,オリヴィエ] [Sibony,Olivier]
フランスHEC経営大学院教授。25年にわたって、パリとニューヨークでマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニア・パートナーを務めた

サンスティーン,キャス・R.[サンスティーン,キャスR.] [Sunstein,Cass R.]
1954年生まれ、ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務め、またバイデン政権では国土安全保障省の上級参事官に任命される

村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

58
意思決定障害として思いつくのがバイアス(射的なら同方向に弾を外す要素)だが、本書はノイズ(射的ならバラバラ方向に弾を外す要素)を取扱う。判断者ごと平均判断ばらつきのレベルノイズ(厳しめの裁判官と甘めの裁判官)と特定ケースにおける判断者反応ばらつきのパターンノイズ(再犯者に厳しいく共犯者に甘い)や気分に左右される機会ノイズ(午前より午後が適当に判断)などを紹介。上巻では、裁判、企業、医療、政府など幅広いノイズを挙げ、軽減例として個別判断ではなく類似事例をおなじ尺度から比較して順位付けする手法などを紹介。 2022/07/24

ばんだねいっぺい

29
最初は、自分の属する組織を頭に浮かべて「なんで、あんなに間違うかな」と思っていたが、まず、人がよく間違うぐらい、この世の中が複雑だということを知るにつれて「仕方ない」で済まされないが、まぁ、これが現実だよねと思った。序盤で賛成ムードを作るテクニックを駆使してもいいが、そもそも、 その誘導しようとしてる答えは正しいのか?ノイズは?バイアスは?ってなって怖くなる。集団による極性と情報カスケードは、よくみるかもしれない。2023/07/10

速読おやじ

29
判断のあるところにノイズは存在する。裁判官による量刑の判断などまさにそうだ。人間の判断よりも単純な線形モデルの方がマシな意思決定ができるという。よくいわれるように猿にダーツを投げさせて決めても多くのプロのファンドマネジャーに勝てるという奴だ。カスケード効果(大勢の意見につい従う)や、アンカリングなどノイズを起こす要因はそこらじゅうに溢れている。アルゴリズムの方が人間を上回るのは確かなのだが、圧倒的には上回らないところが悲しいところだ。人間の判断力を上げてノイズを減らさなければ!下巻も楽しみ^ ^2022/01/25

koji

23
「ファスト&スロー」で行動経済学に目を見開かされて十年。大竹先生の活躍もあり、昨今行動経済学の認知度が高まっています。本作は、組織やシステム内で、なぜ判断のばらつき「ノイズ」が起きるかを丹念に追ったカーネマン等の提言書。2022日経新聞経済図書第10位。上巻だけで山程書きたい事がありますが、纏めと感想は下巻に回し、私が最も気に入った判断制度向上策を書きます。自分の中に群衆(独立した第三者)を作って(具体的には時間を置いたり、1回目の判断を積極的に反論したり)同じ質問をもう一度自分にする事。これならやれそう2023/01/27

あつお

20
人間の思考のブレを解説する本。 思考のバイアス。それはダーツで言えば、一定方向に矢がズレる現象。今回扱う「ノイズ」は、ダーツの矢が毎回違う場所に当たるようなもの。人間の思考は個人間でも、個人内でも様々な要因によりブレる。プロの証券マンでも、裁判官でも、自信を持って判断を誤る。時にそれらは重大な損失をもたらす。 そもそも人間には、自分の能力を客観的に把握出来ない「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれるバイアスがある。まずはノイズ、バイアスの存在を認識するところから。判断の精度を徐々に向上させたい。2022/04/20

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