出版社内容情報
亡くなる直前、進化論的な考え方に大いに関心を示したサックス先生は、脳神経系や意識の起源につながることがらと患者の症例、そして自らの病状をも素材にして思索を深めていた。脳科学の最新成果も貪欲にとりいれた、脳神経科医サックス最後の医学エッセイ集。
オリヴァー・サックス[サックス オリヴァー]
著・文・その他
大田 直子[オオタ ナオコ]
翻訳
内容説明
ダーウィン、フロイト、W.ジェイムズ―科学と創造の巨人たちから受けた影響と自らの好奇心、情熱の源泉を語るラスト・エッセイ。
目次
ダーウィンと花の意味
スピード
知覚力―植物とミミズの精神生活
別の道―神経学者フロイト
記憶は誤りやすい
聞きまちがい
創造的自己
なんとなく不調な感じ
意識の川
暗点―科学における忘却と無視
著者等紹介
サックス,オリヴァー[サックス,オリヴァー] [Sacks,Oliver]
1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007~2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からはニューヨーク大学スクール・オブ・メディシン教授をつとめる。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章。2015年没
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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