知ってるつもり―無知の科学

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知ってるつもり―無知の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152097576
  • NDC分類 141.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

水洗トイレや自転車の仕組みを説明できると思いこむ、政治に対して極端な意見を持っている人ほど政策の中身を理解していない……私たちがこうした「知識の錯覚」に陥りがちな理由と解決策を認知科学者コンビが語る。ハラリ、サンスティーン、ピンカーが激賞。

スティーブン・スローマン[スローマン スティーブン]
著・文・その他

フィリップ・ファーンバック[ファーンバック フィリップ]
著・文・その他

土方 奈美[ヒジカタ ナミ]
翻訳

内容説明

インターネット検索しただけで、わかった気になりがち。極端な政治思想の持ち主ほど、政策の中身を理解していない。多くの学生は文章を正しく読めていないが、そのことに気づいていない。人はなぜ、自らの理解度を過大評価してしまうのか?それにもかかわらず、私たちが高度な文明社会を営めるのはなぜか?気鋭の認知科学者コンビが行動経済学から人工知能まで各分野の研究成果を総動員して、人間の「知ってるつもり」の正体と、知性の本質に挑む。思考停止したくないすべての人必読のノンフィクション。

目次

個人の無知と知識のコミュニティ
「知っている」のウソ
なぜ思考するのか
どう思考するのか
なぜ間違った考えを抱くのか
体と世界を使って考える
他者を使って考える
テクノロジーを使って考える
科学について考える
政治について考える
賢さの定義が変わる
賢い人を育てる
賢い判断をする
無知と錯覚を評価する

著者等紹介

スローマン,スティーブン[スローマン,スティーブン] [Sloman,Steven]
認知科学者。ブラウン大学教授(認知・言語・心理学)。Cognition(認知)誌の編集長をつとめる

ファーンバック,フィリップ[ファーンバック,フィリップ] [Fernbach,Philip]
認知科学者。コロラド大学リーズ・スクール・オブ・ビジネス教授(マーケティング論)

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。日本経済新聞記者を経て独立。米国公認会計士資格(CPA)保有(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

159
社会構造の複雑化に対して記憶容量の少なさから無知を把握出来ない人類。本書は依存対象でありアイデンティティ形成に関わる「知識のコミュニティ」の効果を批評し、社会が成立する謎に迫る。専門家の信頼性確保を唯一の解決策とし、意思決定を共同体単位、賢さを貢献度で測り、理想的個人像へ回帰させる流れはプラトンを彷彿とさせる。能率主義な教育法は学界人らしいモデル。知識の錯覚と無知の是正、前者ばかり批判されるが実際的にはバランスと使い分けこそ肝心で、それはイデアに傾倒した著者の想定以上に発展や幸福と密接な関係にあると思う。2023/07/16

ばたやん@かみがた

110
認知科学者二人が語る「何故、人間独りでは到底渡世出来ないほど無知なのか。(でも、何で皆自信満々なのか。)」その原因を人類の知識は集合知でありそれに寄りかかってこそまぁまぁ生活を営めることに求めます。確かに、外界と切り離されて孤立してしまった所、例えば北朝鮮では先進国なら日帰り手術で済ませられる白内障治療の技術すら失われていると言いますから。問題はここからです、我々がアクセスできるコミュニティの知識は人類総体のそれに比べれば塵芥に等しい。身の回りのローン、クレジットの事もキチンと処理しかねるし(1/3)2021/01/31

trazom

91
「問題は無知の深さではない。無知な人が自分がどれだけ無知かを知らないことだ」という指摘に胸が痛い。そんな「知識の錯覚」は、我々が「知識のコミュニティ」に深く依存し、自分の頭と他の人々の頭に入っているものとを区別できないからだと言う。確かに、インターネットが、この錯覚を助長しているようにも思う。ハラリさんは本書の書評で「西洋思想の土台である「合理的な個人」の棺桶の蓋に、また一つ新たな釘が打ち込まれた。著者は、思考の合理性だけでなく、それが個人の営みであることまで否定してみせた」と言う。そこまで読むか…。2020/12/12

けんとまん1007

78
人の思考の傾向が描かれていて、なるほどと思う気づきがたくさんある。知っているということを知っている。知らないということを知っている。知らないということを知らない。ここの違いで、どこまで気づくかで大きな違いになる。それと、一人の知は限られていても、それが集団になると、途轍もなく複雑で大きなものになる・・・ここに、大きな過ちに繋がる線がある。そういう視点を持てるか否かが重要。2022/05/11

R

72
知るとはどういうことか、それを丁寧に解説した本でした。人間がどのようにして、知っていることを知るのか、その大半が誤っている、知らないという事実について例と実験と仕組みを解き明かしていく。説明を聞いたという事実のみをもって、知っている度を判定するのはわかるが、集団知とでも呼べる、自分の仲間だと考える人が知っていれば、自分が知っていると同意と無意識で判断しているかのような結果が面白かった。結局、誤りを防ぐには説明しないほうがいいんじゃないかとも思えるようで、ある種の欠陥めいた人間らしさが感じられる。2018/12/16

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