情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて

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情報と秩序―原子から経済までを動かす根本原理を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152096838
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C0004

出版社内容情報

経済成長を情報成長ととらえ、経済学にネットワーク科学を組み合わせたアプローチの、「経済複雑性指標」なる予測力の高い手法で注目された、WIRED誌「世界を変える50人」に数えられた気鋭の研究者が説く、斬新な切り口で「成長」を理解するための科学解説。

セザー・ヒダルゴ[ヒダルゴ セザー]

千葉 敏生[チバ トシオ]

内容説明

混迷の時代、「経済成長とはいったい何なのか?」とあらためて問われることが少なくない。MITメディアラボで先端科学の幅広い試みに従事するヒダルゴは、「経済成長とはそもそも情報成長のひとつの表われにほかならない」という一歩高い立場から、経済現象の本質的な解説をしてのける。経済成長の著しい場所は、ほうっておけば混沌が支配するはずの物理世界で情報が結集し、秩序が形成されるポイント―著者の提唱する「想像の結晶化」作用が起こる場所だ。複雑系科学やネットワーク理論を駆使して開発した「経済複雑性指標」で注目を浴び、WIRED誌上で「世界を変える50人」に数えられた若き旗手が熱く説き語る、ハイエク図書賞最終候補の先端経済/科学解説。

目次

1 原子のビット(タイムトラベルの秘密;無意味の実体;永遠の異常)
2 想像の結晶化(脳に生まれて;増幅エンジン)
3 ノウハウの量子化(個人の限界;関係構築のコスト;信頼の重要性)
4 経済の複雑性(経済の複雑性の進化;第六の物質;知識、ノウハウ、情報の密接な関係)
5 エピローグ(物理的秩序の進化―原子から経済まで)

著者等紹介

ヒダルゴ,セザー[ヒダルゴ,セザー] [Hidalgo,C´esar]
1979年チリ生まれ。アメリカのノートルダム大学でアルバート=ラズロ・バラバシの指導のもと物理学の博士号を取得。現在はマサチューセッツ工科大学(MIT)准教授であり、MITメディアラボでcollective learning groupを主導する。ハーバード大学ケネディスクールのリカルド・ハウスマンとともに経済成長の予測手法として有用な「経済複雑性指標」(ECI)を開発、複雑系経済学からデータビジュアライゼーションまで多彩な分野で活躍中

千葉敏生[チバトシオ]
翻訳家。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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roughfractus02

9
情報複雑性指標に比べてGDPの低い国は、この指標に見合う国と同程度のGDPに収束する。著者のこの予測は確度が高いと評判となった。天然資源と人間の想像による製品を区別した本書では、枯渇に向かう天然資源が少なく枯渇しない想像による製品生産の多い国ほどこの指標が高いとされる(2015年まで日本はこの指標で1位だった)。が、グローバリズムで増大した製品生産も脱グローバリズムで国家第一主義へ舵を取る現在ではやや不透明だ。一方、バラバシに師事した著者は、宇宙における情報成長という壮大な観点からこの指標を作ったという。2020/01/30

ゆき

8
一筋縄では理解できないが、なんとか読了。難しかったが、あとがきまで読み終えてみて、書く側の苦悩があふれているところまで読めてよかったと胸をなでおろす。2017/09/29

デューク

8
「想像を結晶化する能力こそ、人類と他の種とを隔てる特徴だ」。そう語る筆者による、情報と経済活動の根本原理。 木になるリンゴと、iPhone に記載されているリンゴマークの根本的な違いは何か。ジェット旅客機のような複雑な製品を生み出せる国が限られているのはなぜか。などなど、情報と経済活動という観点から、この世界の根本原理を探る一冊。一読しただけで全てが理解できる本ではない。だが根本や本質の確かな手ごたえが、知的好奇心を最大限に刺激し、ページを繰る手が止まらなくなる一冊。いちおし2017/09/25

magic makky

7
【感想】経済を記述する方法の一つは、経済資本、人的資本、労働などの生産要素に分解するもの。もう一つは、エネルギー、物質、情報という観点から分析するものがある。これらを結びつけるための要素として、集団レベルで蓄積される知識やノウハウがあり、これこそが経済活動に多様性や洗練を与えており、著者は経済複雑性と呼んでいる。経済を今までのように生産要素だけで見るのではなく、経済複雑性の観点から見ていく必要があると提案している。(ん〜ん!難しい!)2021/08/19

Hiroo Shimoda

5
経済成長とは情報の成長であり、情報が集まり秩序が形成され「想像の結晶化」が起こると説く。企業の成長も知識とノウハウをネットワークにより拡大するもの、という説明は非常に納得感がある。日本企業の苦戦も日本的ものづくりというノウハウ・知識が競争企業にも広まったことが大きいのだろう。2019/04/13

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