TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE
ウルトラマンデュアル

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152095947
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ヴェンダリスタ星人により壊滅した東京近郊は、巨大な壁で囲まれた「光の国の飛び地」となることで敵の侵略から逃れていた。ウルトラの戦士たちは孤立無援の壁の内側で、怪獣と死闘を繰り広げる

内容説明

地球征服を目論むヴェンダリスタ星人とそれを阻止するウルトラの戦士たちは激しく衝突し戦力を削りあった。どちらの援軍が先に地球に到着するかで、この星の命運が決まる―。地球は勝敗が決するまで、ウルトラの戦士に希望を託しつつヴェンダリスタ星人にも服従の態度を示さねばならぬジレンマを抱えることとなった。政府は苦渋の選択のすえ、傷ついた宇宙船で東京近郊に不時着したウルトラの聖女を、建前上はヴェンダリスタと同等の侵略者と位置づけた。ウルトラの聖女もまた地球の事情を察し、その一帯を“光の国の飛び地”として侵略支配することを宣言する。巨大な壁に囲まれ情報と物資の供給が絶たれた小さな飛び地に、ヴェンダリスタはウルトラの聖女を倒すため次々と怪獣を送り込む。地球のために涙する聖女に心打たれ共闘を誓った少数の者たちは、中立の立場を崩さない政府によって国籍を剥奪され、地球人であることを捨てて極秘のうちに飛び地へ渡った。そのひとり、二柳日々輝もまた複雑な思いを胸に、光の国への扉をくぐるのだった…。

著者等紹介

三島浩司[ミシマコウジ]
1969年生まれ。関西大学工学部電子工学科卒。電気関連会社退社後、小説執筆を続ける。『ルナOrphan’s Trouble』で第4回日本SF新人賞を受賞し、同作で2003年にデビュー。2011年、ハヤカワSFシリーズJコレクションより『ダイナミックフィギュア』を刊行。従来の二足歩行兵器のコンセプトを更新する、最先端のリアルロボットSFとして広く話題を呼び、ベストSF2011「国内篇」第3位にランクインした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

55
中立地帯でのみ闘う事を余儀なくされたウルトランデュアル。逆らえない地球人と光の国の住人となる人々との懸け橋となれるのかデュアル。ウルトラマンとしちゃうと見てきた人それぞれの思い入れがあるから大変だわ。デュアルな世界を構築したことは正解かもしれないけど青年の物語にするのか少年の物語にするのかどっち付かずになった感じはするなぁ。でもデュアルってネーミングはカッコいいと思うし、星の名前なども気に入りました。2020/05/24

まえすとろ

32
大人が読む「ウルトラ戦士譚」としての嗜好性を強くした創作系ウルトラマン小説。世界観やキャラクター設定などアダルトでリアルなテイストにすればするほど『ウルトラマン』の世界観から乖離してしまう危うさが前面に出てしまった感じ。 正直「ウルトラマンでなくってもよくね?」っというのが読了の感想。ファンタジーというよりも侵略ハードSF。うん、ウルトラの世界を料理するのは「ゴジラ」の世界をいじるよりも実は遥かに難しい。もっと大人になってから読めば作品の「良さ」が判るかもしれない。(>_<)2016/01/25

はるを

27
⭐︎☆☆☆☆。身銭を切ったのでハッキリ書く事にした。面白くなかった。つまらなかった。「波乗りの戦士」の途中で読むのを止めてブックオフに売った。500円だった。ダイナミックフィギュアの時もそうなんだけど、この人の作品は基本的に「ふーん……。」くらいしか伝わって来ない。「小説でウルトラマンが書きたかったんだよーっ‼︎俺はよーっ‼︎」っていうのが全然ない。ひたすら設定を説明する地の文。キャラ造形も出来ていなくて主人公の人柄も全然伝わって来ない。この人の作品はもう絶対買わない。2016/02/04

keroppi

24
TUBURAYA✖️HAYAKAWA UNIVERSEの02で、前から読んでみたいと思っていた。うーん、相撲ですかぁ。うーん、ウルトラマンでなくてもいいような。初代ウルトラマン世代としては、乗り切れたなかったなぁ。2017/09/16

りょうけん

13
※※※もし時間があれば読んでみると良い本でしょう^_^ この本”Tsuburaya Hayakawa Univers 02”という副題が付いている。”02”なのである。もの凄く気になるのだ。”01”はいったい何なのだ、どうしたのだと。 なのですぐとググッた。すると”01”は『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』なのだと云うことがわかった。 なぁんだ、ウルトラマンりょうけん はとっくに読了だったのだ。 やはり「趣味読書」のりょうけん様はウルトラマン的にも無敵なのだ! いやはやすまぬな。m(2016/06/01

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