国家はなぜ衰退するのか〈上〉―権力・繁栄・貧困の起源

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国家はなぜ衰退するのか〈上〉―権力・繁栄・貧困の起源

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152093844
  • NDC分類 311
  • Cコード C0020

出版社内容情報

世界に豊かな国と貧しい国が存在するのはなぜなのか? MIT教授とハーバード大学教授が国家盛衰の真因に迫る傑作ノンフィクション

現代世界における貧富の格差はいつ生じたのか? 古代ローマから明治維新、現代中国に至る歴史を遡り、国々の興亡を左右する「制度」を解き明かす。『銃・病原菌・鉄』に比肩する文明論の新古典

内容説明

世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?その問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ。ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したMIT教授と、気鋭のハーバード大学教授が、15年に及ぶ共同研究の成果をもとに国家の盛衰を決定づけるメカニズムに迫る。

目次

第1章 こんなに近いのに、こんなに違う
第2章 役に立たない理論
第3章 繁栄と貧困の形成過程
第4章 小さな相違と決定的な岐路―歴史の重み
第5章 「私は未来を見た。うまくいっている未来を」―収奪的制度のもとでの成長
第6章 乖離
第7章 転換点
第8章 領域外―発展の障壁

著者等紹介

アセモグル,ダロン[アセモグル,ダロン] [Acemoglu,Daron]
マサチューセッツ工科大学(MIT)エリザベス&ジェイムズ・キリアン記念経済学教授。トルコ出身。英国ヨーク大学卒業後、1992年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取得。研究分野は政治経済学、経済発展、経済理論など多岐にわたる。40歳以下の若手経済学者の登竜門とされ、ノーベル経済学賞にもっとも近いと言われるジョン・ベイツ・クラーク賞を2005年に受賞

ロビンソン,ジェイムズ・A.[ロビンソン,ジェイムズA.] [Robinson,James A.]
ハーバード大学デイヴィッド・フローレンス記念政治学教授。英国出身。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)卒業後、1993年にイェール大学で博士号を取得。主たる研究分野は政治経済学と比較政治学、経済発展と政治発展。ラテンアメリカとアフリカの世界的に著名な専門家で、ボツワナ、モーリシャス、シエラレオネ、南アフリカなどで研究活動を行なっている

鬼澤忍[オニザワシノブ]
翻訳家。1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syota

41
国王や独裁者、少数の特権階級が決定権を握っていると、自己の権力や既得権を守るために現状を変えようとする動きを徹底的に弾圧する。大きな利潤を生む活動(貿易、専売事業など)はすべて自分たちが独占し、新規参入を許さない。その結果経済は停滞し、国の富は時がたつにつれ少数の特権階級に集約され、大多数の国民はどんどん貧困に陥っていく。歴史上大部分の国が衰退した原因はこれだとして、様々な具体例を上げている。産業の持続的発展や衰退に関しては極めて説得力のある理論だ。ただ、これで国家の衰亡を全て説明しようとするのは疑問。→2021/12/06

フジマコ

33
気候的、人種的にも大差がなくしかし豊かな国と貧しい国がある。その違いはなんだろう?この本のテーマである。よく似たテーマの本がJ.ダイアモンドの「銃、病原菌、鉄」だ。ダイアモンドは豊かな地域と貧しい地域の違いを地理説で説明した。宗教風習の違いで説明した学者もいる。この本はそれら何れも否定する。収奪的な政治制度と包括的なそれとの違いが豊かな国と貧しい国を分けると言う。富の配分が一部の権力者を中心に行われる国は貧しい国へ移行し、平等だと豊かな国へ移行するのだと。日本や中国のことを考えてしまう…下巻が楽しみだ。2014/04/07

赤星琢哉

31
これはむちゃくちゃ面白い。そして勉強になる。繁栄する国家と衰退する国家は何が違うのか。繁栄には包括的な政治・経済制度が必要で、国民の財産権を堅持し、投資をするインセンティブを与え、イノヴェーション促進し、創造的破壊を受け入れる体制が必要だ。ということがひたすら、様々な歴史を題材にして説明(証明)している。国家に限らず、会社、運営するサービスなど、人が集まるグループ全てに共通するテーマだと思う。経営者、起業家は必ず読んでもいい本な気がする。下巻も楽しみ。2017/06/19

tama

28
他市図書館からのお取寄せ本 読むキッカケはオイコノミアで紹介されたから。結構面白い。ジャレド・ダイアモンドが「役に立たない理論」で引き合いに出されてる。お気の毒です。で、多元的政治制度下の中央集権で包括的経済制度がないと一時繁栄しても必ず衰退するという論をいろんな事例を使って説いてます。ソ連は絶対主義で収奪経済だったのかぁ、知らなかったわ。そういう説明されるとそうかって思うなぁ。上記理由でソマリアはこれからも繁栄は出来そうにない例に挙げられてる。高野秀行怒るかな?さて下巻のお取寄せ手続きしよう。2013/12/31

26
国家が繁栄・衰退する原因は地理や文化、無知ではなく、政治、経済の「制度」にあるのだと著者は述べる。制度が包括的(政治では権力が国民に広く分散した、経済では財産権や経済的機会が保証された)制度であれば経済的インセンティブが生じて国家は繁栄し、その逆の収奪的制度であれば創造的破壊とイノベーションの欠如、政情不安等の理由により衰退するという。その論拠の具体例でイギリスやソ連、古代ローマにコンゴ等の国家を挙げ、それぞれの繁栄、衰退の経緯を平易に説明している。 2014/10/29

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