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「電池」で負ければ日本は終わる―新エネルギー革命の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152093042
  • NDC分類 572.1
  • Cコード C0063

出版社内容情報

日本がリードしてきたリチウムイオン電池分野で中韓の大攻勢が! 電気自動車やスマートグリッドに不可欠な次世代電池の標準化戦争に負ければ産業界に未来はない! 渾身の取材で明かす覇権の行方。

内容説明

電気自動車(EV)、スマートグリッドの時代に飛躍的に需要が伸びると予想される高性能「リチウムイオン電池」は日本のオリジナル技術である。日本はこれまで圧倒的な世界シェアを誇ってきたが、とうとう2011年、韓国に世界シェア1位を奪われた。特許出願件数でも中国の台頭が著しく、国際標準化の競争でも出遅れた感が強い―。長年、電池問題を取材してきた著者は、リチウムイオン電池の発明者である吉野彰(旭化成フェロー)、蓄電池製造ベンチャー企業エリーパワー社長の吉田博一、次世代電池開発の国家プロジェクトの責任者、小久見善八・京大特任教授らへの取材を通じて、日本の電池技術の将来を熱く論じる。

目次

プロローグ 電池を制するものが次の一〇〇年を制する
第1章 リチウムイオン電池(LIB)は日本のオリジナル技術
第2章 電池が死命を制するEV新時代
第3章 創エネ、省エネ、そして蓄エネの時代
第4章 新エネ革命の三点セット
第5章 肝心のLIB世界シェアで韓国の後塵を拝す
第6章 LIBの仮想敵国は米中?国際標準化がカギ

著者等紹介

岸宣仁[キシノブヒト]
1949(昭和24)年、埼玉県生まれ。73年東京外国語大学卒業後、読売新聞社入社。横浜支局を経て経済部に勤務し、大蔵省、通産省、農水省、経企庁、日銀、証券、経団連機械、重工クラブなどを担当した。91年読売新聞社を退社。経済ジャーナリストとして知的財産権、技術開発、雇用問題などをテーマに活動している。日本大学大学院知的財産研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Matsui Kazuhiro

4
リチウムイオン電池を題材に,電池の歴史から最新の世界との競争の中での日本の立ち位置などかなり幅広い情報が散りばめられていてとても勉強になった.「国際標準化の重要性」や「水平分業モデルの意義」などをこの本から学べるとは読む前には思わなかった. #952013/12/21

london3

4
ちょっとおおげさなきもするが、 やはりエネルギー問題の今後の中心になるのだろう。2012/08/25

ひろただでござる

1
プロジェクトX的な内容です。日本が終わる根拠は読み取ることができませんでした。2013/12/30

うめけろ

1
電池だけが日本の技術のすべてではないと思いますが、開発物語の部分は面白かったです。日本の技術が生き残るために、色んな側面からアプローチしていかなければならない課題がたくさんあることがよく分かりました。100年後くらいには、走っている電気自動車にワイヤレスで充電してくれるような社会になるのかも、なんて想像すると、夢が広がります。2013/02/15

takao

0
そうだな。2017/09/24

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