素晴らしき数学世界

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  • サイズ B6判/ページ数 570p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152093028
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0041

出版社内容情報

数独から霊長類の数覚調べ、カギ針編みで造る双曲平面まで、現実世界の面白さをちょっと不思議な形で抽出する数学世界を、数学者へのワールドワイドな直接取材記を交え紹介する英国ベストセラー。

内容説明

マーティン・ガードナーから本邦ニコリの社長まで、これらのユニークな数学の実践者を英米はもとより日本やインドにも直接取材。豊富な写真や図版で紹介するヒューマンなエピソードを横糸として織り交ぜながら、数の発展史を中心とした数学の現代に至る展開を綴り、初心者にもマニアにも興味深く読ませる、イギリスでベストセラーとなった数学解説。

目次

0章 数への長い道
1章 カウンターカルチャー
2章 目をみはれ!
3章 何もない何か
4章 πに乾杯
5章 χファクターを見逃すな
6章 遊び時間
7章 列なりは力なり
8章 黄金の指
9章 人生に必要な知恵はすべて確率から学んだ
10章 正規な状況
11章 旅路の果て

著者等紹介

ベロス,アレックス[ベロス,アレックス][Bellos,Alex]
数学と哲学の学位を持ち、ロンドンで「ガーディアン」紙の記者として活躍、のちにリオデジャネイロでは同紙の特派員を務めた

田沢恭子[タザワキョウコ]
翻訳家。1970年生。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了

対馬妙[ツシマタエ]
翻訳家。1960年生。日本獣医畜産大学卒業

松井信彦[マツイノブヒコ]
翻訳家。1962年生。慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻前期博士課程(修士課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

37
数学に関する雑学というかエッセイとまでは行かないでも数学に興味を持たせてくれる本だと思います。そんなに難しくはないので文章を読んでいればかなりわかるはずです。数学を本格的に知りたい人向きではなく、苦手な人に少しでも数学に興味を持ってもらうような本だと思います。2015/02/27

kIvUn

3
例えば、スカイツリーが最も大きく見えるようにするには、どこに立てば良いだろうか、といったことを中学生レベルの作図で解ることができる。他にも黄金比やパイに関する知識など、数学好きなら面白い話が満載である。2013/06/07

kaizen@名古屋de朝活読書会

3
先頭に珠算大会優勝者の写真があるのがよい。そろばんが,数学の入り口としてよいこと,親しみがもてること,物理的なものと数との関係をしるのによい。 一気に親しみがもてた。誰の発案なのだろう。 1章に宮本裕史のそろばん教室の紹介がある。本文でも切り込んでいる。そろばんは,数学の成績がよくなるだけでなく,タイピングと同様,手先も器用になる。早い話し,手に職の原型。習字,そろばんは必須。正規分布についてもいろいろ話題がある。分布が左右対称かどうかは重要。左右対称なら複雑さは半分。2012/07/11

ZEPPELIN

2
なかなか読みやすい数学本。「1・2・それ以上」という数の数え方しかしない人は、「6-4」という計算が出来ない。6という概念がそもそも存在しない。つまり、数の数え方すら文化的なものだということ。別に文化の優劣云々ということではなく、その文化が数え方を要求しないし、数える必要もないから数え方も存在しない。さっぱりしていてちょっと羨ましい。この本を読んだから数学が得意になることはないけれど、興味を持たせるには充分な内容2015/01/18

arnie ozawa

2
やや未整理で話はあっちこっちに飛ぶけれど、数学の世界の驚きを概観するにはピッタリのノンフィクション。サイモン・シンが好きな人にはオススメ。2012/12/20

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