内容説明
早川さんたち、おなじみの面々がくりひろげる、本と読書の日常&非日常。富士見さんの卒業旅行ではおぞましき事件が勃発し、国生さんの日常には大きな変化が…。
目次
山荘綺談
あの人の名は
いろはかるた・いろは
いろはかるた・にほへ
キャラクター・ギャラリー
All Along the Watchtower重荷
ゴールデン・マン変化の風
大暴風1大暴風2
心の砕ける音奇偶
断絶への航海覚悟が足りない〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キキハル
14
cocoさんはブログでもチェックしているんですが、この本は新作も多数ありとても楽しめました。相変わらず身につまされる話も多く、こう、多方面からチクチクと棘が刺さるような・・・。私も、うれしそうに本やSFについてのうんちくを語る時、決まって家族には嫌がられます。いえ、呆れられます。なので、極力、外では本の話はしないようにしています(哀しい・・・)。予告もあったので4巻も出るんでしょう。それはいいんですが・・・しかし、このカルタ。誰と遊べばいいんでしょう?!2010/04/23
蛇の婿
9
誘惑に負けて限定版。でもかるたはおそらく保存して、絶対に使用しないのだ!…今回は恋愛話がメイン。なのだけれど、富士見さんの引越の手伝いに行って思わず帆掛さんといっしょに本を読んでしまう話と、スティーブン・キングを紹介されて思い切りはまり、目に隈を作ってまで帆掛さんに会いに行って本をねだる話が大好きです。…しまった、よく考えたら私もシャイニング読んでいない!2011/05/31
ぐうぐう
8
キング愛が滲み出ている扉絵のイラストからして、もうたまんない『今日の早川さん』の第3巻。本を愛する彼女達の日常を描くのだから、世界と隔離させてもいいものを、この漫画はキャラクター達を成長させるのだ。その演出がとても意外で、しかし好感が持てる。もちろんかるた付きの限定版で買いました♪ 「旅の共を選んで日が暮れる」「いつか読む本はずっと読まない」。あ痛たた。これはお手つきじゃなくても痛い(笑)。2010/04/27
江口紀
7
いつか読みたくなったときすぐ手にい取れるようにとか、老後の楽しみとか(25頁)、積読の言い訳をする早川さんは血のつながりすら感じます。一方で、この人たちに比べれば自分はまだ「趣味は読書」って言ってはいけないのではと反省。。いや、反省しちゃうと彼らの仲間入りなのか(笑)。ドラマCDでは早川さんの声を池澤夏樹氏のお嬢さん(筋金入りのSF者)がなさるとか。普段はそういう方面に興味ないけれど、プレゼントに応募してみようか。2010/04/28
くさはら
7
漫画が増えた分、欄外のコメントが減っている傾向なのが残念です。無駄にキャラクターが増えたりしないのには好感が持てますね。昨今のこういう漫画の傾向で行けば、例えば全出版社擬人化とかやりそうなものですが。不思議とカルタが似合ってしまうのも微笑ましい。SFとかと対局なのに・・・フネっちもいるからせめてタロットとかの方が似合いそうなのに・・・4巻の予告が最高でした!2010/04/25