出版社内容情報
急逝した巨匠の遺作、遂に刊行。S・スピルバーグが映画化決定。百戦錬磨の英国私掠船船長ハンターが展開する激闘を描く冒険小説。
内容説明
海賊が跋扈する17世紀半ばのカリブ海。スペインの財宝船を奪うべく、百戦錬磨の英国私掠船船長が繰り広げる激闘。巨匠のパソコンの中に眠っていた波瀾万丈の冒険小説。
著者等紹介
クライトン,マイクル[クライトン,マイクル][Crichton,Michael]
1942年、イリノイ州シカゴ生まれ。ハーバード大学で人類学を専攻後、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。在学中からミステリを書きはじめ、1968年に発表した『緊急の場合は』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、69年の『アンドロメダ病原体』が世界的なベストセラーとなる。その後、『ジュラシック・パーク』『タイムライン』など、次々と話題作を世に送り出し、その著作のほとんどが映画化された
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
82
PCに残されていた、マイクル・クライトンの遺作。宝の集積地であるカリブ海に浮かぶ難攻不落のスペインの要塞島襲撃を企む、イギリス領ジャマイカを本拠地とする私掠船の船長チャールズ・ハンター。敵の意表を突く上陸作戦。派手な攻防。そして、最後のどんでん返しと、さらなるどんでん返し。だが、派手な展開とお約束のようなどんでん返しは、マイクル・クライトンらしくはあるが、予想範囲内かも。2019/07/06
財布にジャック
32
海賊ではなくて、私掠者ものなんですね。ハリウッド映画のパイレーツ・オブ・カリビアンを知らないで読めたらよかったなぁ。どことなく似てる気がします。でも、勿論冒険活劇物としては、期待通り面白かったですよ~!2010/07/13
junkty@灯れ松明の火
22
クライトンの死後にMacから発見された作品。話は完結してるけど、まだ完全に仕上がりきっていない感じです。某海賊映画が頭をチラチラよぎりますし。でも展開は早いし、次々に襲い掛かる困難の連続に、最後までドキドキと一気に読みでした。今までの他の作品より軽い感じで休日の気晴らしに最適でした♪2011/05/03
キキハル
17
とても面白かった。好きだなあ。こういう心湧き立つ冒険活劇が大好きだ。作者の最後の作品となればなおさらである。キャプテンハンターをはじめ、5人のつわもの達はその道のプロばかりで、頼もしく人間味に溢れている。酒も色も欲も人並み以上なのが魅力なのだ。特にハンターは私掠者として誇り高くいい男。息も継がせぬほど次々に襲いかかる苦難に、どうなるのだろうとページを繰る手が止まらない。作者は良いものを残してくれた。物語の醍醐味を味わえる傑作だと思う。2010/07/25
Book Lover Mr.Garakuta
14
他者の感想を観れば、氏の遺作であるようだが、そんな事もつゆ知らず、読み終えた。当時の歴史を簡略に知るには良いかも、歴史の類例集としてよいかもね。2019/07/15