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不倫の惑星―世界各国、情事のマナー

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152088888
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0036

内容説明

不倫嫌悪国アメリカから情熱の南米アルゼンチンにやってきたパメラは、既婚男性たちがなぜ奥さん以外の女性を口説くのか疑問に思った。男性たちは後ろめたさを感じることもなく、「これはきみと僕とのことだ。妻は関係ない。さあ、すばらしい喜びを味わわせてあげるよ」という。…もしかしたら自分はお堅い道徳観に縛られて、男女の楽しみをしらないままに生きてきたのかもしれない。そこでパメラは世界の不倫事情を探るべく、世界各国で、不倫経験者や性科学者、結婚カウンセラーとつぎつぎ取材していく。そうして見えてきたのは、想像を絶する不倫文化の多様性だった!ロシアでは不倫は夫婦の義務だと告げられ、南アフリカではまさに命と引き換えの情事が繰り広げられている。日本ではセックスレス夫婦と大繁盛の風俗産業という矛盾に首を傾げ、中国では経済発展とともに変化する恋愛観を描きだす。はたして、不倫がもっとも盛んなのはどの国か?経済事情や社会情勢が浮気心にどのような影響を与えるのか?文化や宗教によって不倫の受け止め方はどう変わるのか?不倫という一大セックス・カルチャーを徹底的に国際比較した貴重な一冊。

目次

不倫の惑星へ
アメリカにようこそ
嘘、真っ赤な嘘、そして不倫
性文化
結婚産業複合体
「五時から七時まで」の終焉
義務としての情事
お一人様用布団の謎
少なくともひとりは愛人がいる
寝室の神様
性革命
ホーム・スイート・ホーム

著者等紹介

ドラッカーマン,パメラ[ドラッカーマン,パメラ][Druckerman,Pamela]
コロンビア大学大学院卒。「ウォールストリート・ジャーナル」で外国特派員として、サンパウロ、ブエノスアイレス、エルサレム、パリに駐在経験をもつ。現在は夫と娘とともにパリ在住

佐竹史子[サタケフミコ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makimakimasa

7
アメリカ人は複数交際のイメージあったが、それは結婚前だけで、不倫すると罪悪感で恥じたり悩む人が多いらしい。寧ろ不倫すると問題解決してセラピスト通いを止めれるのがフランス。ここでは神の役割は終わり、人を傷付けない事だけがルールとなった。自分と愛人の自然な関係は、結婚生活と切り離して考える。結婚に不可欠な謎の領域を残したまま、楽しむ事を自分に許す。配偶者を愛しているが、恋しいのは愛人となる。最もセックスしない日本(著者は大阪留学経験あり)、戒律に抜け道があるユダヤ超正統派、一夫多妻王が登場するインドネシアも。2023/08/30

Ayu .A

3
アメリカ人は意外と真面目!? 女好きなイタリア人は浮気をあまりしない!? 友人に勧められて読んだ一冊。全世界の浮気に対するイメージが全く違くてビックリ!!2015/05/02

Riri

1
著者の出身地米国を軸に各国の不倫事情が綿密な取材(その過程も書かれていて◎)をもとに書いた本。米の夫婦の間には秘密や嘘は絶対ダメで不倫が発覚すれば関係は破綻しセラピストか裁判所通い、一方仏露などではそれらは幸せな結婚の潤滑油か黙認されると説明。私が衝撃を受けたのは、HIVの感染で死ぬ可能性が高いが避妊具なしで不倫する人が非常に多い南アの例。日本の不倫事情や、実らなかった昔の恋愛を謳うラブソングが日本には多いというのも納得。私は仏スタイルの結婚生活がいい。ただ、essenlismっぽい書き方が、うーん。2022/08/27

kero55

1
世界の各国の不倫事情や夫婦のあり方を文化的な背景を盛り込んで書かれていて面白いです。 日本の性や結婚、男女の関係って やっぱり、世界で群を抜いて、変わってるのだなあ、って感じ。(いい、悪いは別) 著者分析の中で、日本では昔は結婚すると、妻が母親、夫が子供の位置に収まっていたが、今は、逆を望む女性が増え、成熟した男性が育ってないから、未婚率が増える、と、冬ソナ流行時代に書かれていること。 非常に鋭い視点だな、と思いました。 面白かったです。 2020/08/30

Akio Kudo

1
★★★ 翻訳ものに特有の読みにくさが伴うが、不倫についての文化の差が紹介されていて、興味深い。中には神の怒りに触れてでも命懸けで、不倫するのではと述べるほど人の業は深い。2018/09/14

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