ソロモンの指環―動物行動学入門

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ソロモンの指環―動物行動学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087386
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0045

内容説明

孵卵器のなかでハイイロガンのヒナが孵った。小さな綿毛のかたまりのような彼女は大きな黒い目で、見守る私を見つめ返した。私がちょっと動いて話しかけたとたん、ガンのヒナも私にあいさつした。こうして彼女の最初のあいさつを「解発」してしまったばかりに、私はこのヒナに母親として認知され、彼女を育てあげるという途方もない義務を背負わされたのだが、それはなんと素晴らしく、愉しい義務だったことか…「刷り込み」理論を提唱し、動物行動学をうちたてた功績でノーベル賞を受賞したローレンツ博士が、溢れんばかりの喜びと共感をもって、研究・観察の対象にして愛すべき友である動物たちの生態を描く、永遠の名作。

目次

動物たちへの忿懣
被害をあたえぬもの―アクアリウム
水槽の中の二人の殺人犯
魚の血
永遠にかわらぬ友
ソロモンの指環
ガンの子マルティナ
なにを飼ったらいいか!
動物たちをあわれむ
忠誠は空想ならず
動物たちを笑う
モラルと武器

著者等紹介

ローレンツ,コンラート[ローレンツ,コンラート][Lorenz,Konrad Zacharias]
1903年、ウィーンに生まれる。ケーニヒスベルク大学心理学教授、マックス・プランク行動生理学研究所長などを歴任。1930年代より、魚類、鳥類を主とした動物の行動の研究を行ない、動物行動学(エソロジー)という領域を開拓した。この業績により1973年、ノーベル生理学医学賞を受賞。1989年没

日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930年生まれ。東京大学理学部動物学科卒。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学学長を経て、現在総合地球環境学研究所所長。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

97
ドクメにて本書の名を久々目にした。40年以上前、学生時代だったかに読んだ。一読引き込まれた。今となっては説は古いが、何しろ行動学より動物愛を感じた。何度か読んだけど、久しぶりに手にしたい。名著。書庫に残ってるはず。

Koichiro Minematsu

62
50年ほど前に書かれたローレンツ博士の動物行動学の新装版。動物好きな小学生に読んで欲しいと思った。博士の動物に対する気持ちはもはや友達。日本でいうところのウィーンのムツゴロウさん。もうハートが熱い。2021/05/30

けぴ

47
1949年執筆された動物行動学入門。後にノーベル賞を受賞するローレンツ自身がさまざまな動物を飼うことにより観察したことをまとめている。コクマルガラスについての4章やどんな動物を飼うのが良いか述べた8章が特に面白かった。古典的な名著。2022/07/23

seraphim

33
動物行動学のロングセラー入門書。動物の行動が、人間と似ているので笑ってしまう。動物を笑っているのではなく、結局は動物と同じような振る舞いをしている人間を笑うのだ。というくだりに、納得。擬人化せずに動物をひたすら観察し動物の行動を読み取っていくという、その努力に感嘆した。牙などの武器を持つ動物は、同種が滅びないように本能的に抑制がかかるようになっている。ところが人間にはその抑制機能がない。人間は万物の霊長などと奢っているが、他の動物よりも劣っているところがあるのだと、再認識した。面白かった。2014/10/13

ドナルド@灯れ松明の火

18
訳者が日高さんなのでわかりやすいと思いきや、かなりくどくて困った。やはりローレンツの思い入れが強く感情を交えた詳細な説明がくどさの原因かな。しかしコクマルガラスとハイイロガンに代表される主に鳥類の生態には刮目させられた。50年近く前の著作とは思えないほどで発刊当時は如何に斬新だったか。だからノーベル賞も貰ったんだろう。 お薦め2016/08/07

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