内容説明
リングワールドを破壊しかねない戦いのさなか、この巨大人工天体構築の謎がついに明らかにされる…ハードSFの第一人者ニーヴンの代表作にして、ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作『リングワールド』に始まるシリーズ、待望の最新作。
著者等紹介
ニーヴン,ラリイ[ニーヴン,ラリイ][Niven,Larry]
1938年、ロサンジェルス生まれ。カリフォルニア工科大学、ウォシュバーン大学、カリフォルニア大学などで学んだ。1964年のデビュー以来、壮大な宇宙を舞台にした『ノウンスペース・シリーズ』に含まれる短篇や長篇を多数発表している。同シリーズの短篇「中性子星」や「太陽系辺境空域」をはじめ、シリーズ外の「無常の月」などでヒューゴー賞を受賞。長篇『リングワールド』は、SF界の人気を博し、ヒューゴー賞・ネビュラ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
リングワールドを我が物にしようと諸勢力の船団がリングワールドを包囲する中、ルイスらによる冒険でついにこの世界の起源が明らかにされる。今回のヒロイン役は、国連の警察機構であるARMのロクサニー。「リングワールド」以外の〈ノウンスペース〉ものを読んでいないせいか、プロテクターの概念がよくわからないが、昆虫でいえば変態していったようなもの?本書の序文でニーヴン氏が、これまでの「リングワールド」のストーリーと世界設定を解説してくれているので先行作品を読まなくても事足りるが、やはり最初から通読した方がいいかも。 2012/02/12
詩歌
2
吸血鬼のプロテクター(幼年期→繁殖期→プロテクターという過程)の名前がブラムっていうんです。それだけで愛着が湧くと言うもの。2014/04/10
石綿
0
自動医療装置による84日間の治療の後、若く健康な体で目覚めたルイス・ウーだったが、リングワールドの覇権を争う〈周辺戦争〉の状況は更に悪化していた。リングワールドを守るため、プロテクターへと進化したリングワールドの住人=子供たちは、それぞれに活動を始める。ルイスはこの世界を破壊から守ることができるのか。……ノウンスペースシリーズ、リングワールド最終章。思ったより最近の本で驚いた。いよいよクライマックスという感じで、この世界は誰が作ったのかという根本の謎も明かされる。シリーズ通して面白かった。2017/11/13
なぞらー
0
リングワールドは最初から通して読んでいて背景や言葉の意味が 分かっていたので読めたが、これだけ読むとなんだコリャで分からないと 思う、また訳がいまいちで最初に読んだ頃の躍動感みたいなのが感じられず 残念2013/06/29
FaianchCha
0
なんとか読了。訳文が日本語として理解し難く、ストーリーに没入出来なくて苦労。2012/08/14